デジタル・アイソレータ技術によるSPIの構築方法

産業分野や車載分野では、多くの場合、SPIに絶縁を施す必要があります。しかし、そのための手法として、フォト・カプラや容量性アイソレータは望ましい選択肢だとは言えません。

本ウェブ・キャストでは、それらに代わるソリューションとして誘導性のデジタル・アイソレータを紹介します。SPI向けのデジタル・アイソレータ「SPIsolator」であれば、現実のアプリケーションで生じるさまざまな課題を、実に効果的に解決することができます。

 

各章のタイトルをクリックすると視聴できます。

  1. Part 1: GSPSデータ・コンバータとは何か?
    Part 1では、本ウェブ・キャストの主題であるSPIの基本について説明します。特に、そのデータ通信速度を決める要因について詳しく解説するとともに、高速化を図るために必要となる事柄について整理します。

  2. Part 2: 絶縁を施す際の課題
    SPIに絶縁を施す場合、どのようなことについて検討しなければならないのでしょうか。Part 2ではこの点について解説を加えます。そのうえで、フォトカプラや容量性アイソレータが抱える課題を明らかにします。

  3. Part 3: 誘導性アイソレータの優位性
    Part 3では、誘導性アイソレータが備える基本特性、それと組み合わせるエッジ・エンコード方式のメリットを紹介します。それらを通して、SPIの絶縁には、なぜ誘導性のアイソレータが最適なのかを解き明かします。

  4. Part 4: SPIsolatorの特徴
    Part 4では、SPI向けの誘導性デジタル・アイソレータ「SPIsolator」の概要を紹介します。そのうえで、SPIsolatorであれば、現実のアプリケーションで求められる要件をいかに効果的に満たすことができるのか説明します。

  5. Part 5: Q&A
    ここでは、本ウェブ・キャストの参加者からいただいた質問にお答えします。講演の中で紹介したSPIsolator製品の仕様や、採用している方式、速度、消費電流などの特性に関する補足情報を提供します。

Mark Cantrellは、アナログ・デバイセズでiCoupler製品のアプリケーション・エンジニアです。また、彼は IEC60079-11 メンテナンス・チームのメンバーです。以前はカリフォルニア・イースタン・ラボラトリーズ(California Eastern Laboratories)に6年間勤務し、NECのフォトカプラとソリッドステート・リレー製品のアプリケーション・サポートを担当していました。また、ロッキード・マーチン・ミサイル&スペース社(LockheedMartin Missiles and Space)にも17年間在籍し、放射能影響試験技術者として重力プローブB衛星計画に携わりました。インディアナ大学で物理学の修士号を取得しています。