製品概要

機能と利点

  • IEEE 802.3bt準拠のクラス6 PD
  • 絶縁型I2Cインターフェースによるポート遠隔測定
  • 5V/9.2Aの絶縁同期フォワード・コンバータ

製品概要

EVAL-LTC9105-AZは、IEEE 802.3bt準拠のタイプ3、クラス6 Power over Ethernet(PoE)受電デバイス(PD)で、I2C経由のポート遠隔測定機能を備えています。この評価用ボードには、LTC9105(PDインターフェース・コントローラ)、MAX5974C(スイッチング・レギュレータ・コントローラ)、 LT4321(PoE理想ダイオード・ブリッジ・コントローラ)、ADuM1252 (I2Cアイソレータ)が搭載されています。

LTC9105は、IEEE 802.3af、IEEE 802.3at、およびIEEE 802.3bt準拠のインターフェースに加え、I2Cを介したポート電圧および電流の遠隔測定を提供します。チャンネル抵抗の低い(RDS(ON)、代表値34mΩ)外付けのNチャンネル・ホットスワップ金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)、および50mΩのセンス抵抗を使用します。自動電力維持シグネチャ(MPS)により、電流が低レベルに低下してもポートの接続を維持します。

MAX5974Cは、同期整流を備えた高効率のアクティブクランプ・フォワード・コンバータ・トポロジを使用してDC/DCコンバータを制御し、絶縁された5V/9.2A出力を提供します。LT4321は、8個の低RDS(ON)(代表値57mΩ)NチャンネルMOSFETを制御して、エンドtoエンドの電力供給効率を更に向上させ、熱設計を簡素化します。ADuM1252は、非絶縁グラウンド・ドメインで、LTC9105とホスト・コントローラ間のI2Cデータを絶縁します。

EVAL-LTC9105-AZはクラス6 PDとして構成されており、RJ45コネクタ(J1)を介して、給電側機器(PSE)から最大51Wの電力を受け入れます。補助電源入力端子を使用して、ローカルの55V DC電源からEVAL-LTC9105-AZに電力を供給できます。DC590B I2Cインターフェース・ボードをEVAL-LTC9105-AZに接続すると、EVAL-LTC9105-AZのグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)にポート遠隔測定と構成オプションが表示されます。

ソフトウェア

評価用ソフトウェア

C API Documentation
The C API Documentation for this PD may be requested from the Software Request Form (SRF). This C API Documentation describes the I2C interface and programming details for the respective PD controller.