製品概要
機能と利点
- 48V~12Vアプリケーションで98.4%のピーク効率
- 1kW出力電力時の全負荷効率:97.7%
- 10Vのゲート駆動で最適な効率を実現
- 出力電圧精度:±1.25%
- インダクタのDCRによる電流検出
- 複数ICの並列動作を可能にするCLKOUTピン
- 過熱保護とOC/OV保護
- 46ピン(48ピン・ボディ)、7mm x 7mm、プラスチック側面ハンダ付け可能QFN
- オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100認証を取得
製品概要
評価用回路EVAL-LTC7822-1-AZは、LTC7822-1(負荷電流モニタ付きオートモーティブ用2相ハイブリッド同期整流式降圧コントローラ)を搭載しています。LTC7822-1は、アナログ・デバイセズ独自のアーキテクチャを使用し、ソフト・スイッチング・チャージ・ポンプ・トポロジと2相インターリーブ同期整流式降圧コンバータを一体化することで、優れた効率と低EMI性能を実現しています。LTC7822-1は広いVIN範囲(19V~90V、絶対最大定格100V)で動作でき、最大35Vの出力電圧、150kHz~1.5MHzのフェーズロック可能な固定周波数により、様々なアプリケーションに対して柔軟な構成が可能です。
EVAL-LTC7822-1-AZは36V~60Vの入力電圧で動作し、42V~60Vの範囲でフル・パワー性能を発揮して、12Vの出力を生成します。エアフローまたはヒート・シンクを利用することで、1/4ブリック以下のソリューション・サイズで1kWを超える出力電力を供給でき、48 VINおよび30Aで98.4%のピーク効率を達成できます。EVAL-LTC7822-1-AZは150kHzで最適化されており、高効率と高電力密度を備えた48V~12Vのアプリケーションに最適です。
独自のアーキテクチャにより、2相のEVAL-LTC7822-1-AZは、従来の並列単相ハイブリッド・スイッチキャパシタ・ソリューションと比較して、合計CMID容量値が最小限となっています。LTC7822-1の10Vゲート駆動電圧により、MOSFETの電力損失が削減されます。EXTVCCピンにより、LTC7822-1の内部LDOは、損失の多いVINよりも低い電源電圧を利用できます。更に、ボード上の結合インダクタにより、最小のソリューション・サイズで最大限の効率性能が得られます。EVAL-LTC7822-1-AZのすべての部品は、オートモーティブ向けのAEC-Q認証を取得しています。
出力電圧とVIN ENABLE/UVLO電圧は、いずれもFBピンとRUNピンの抵抗分圧器によって設定されます。FAULTとPGOODのステータス・フラグは、MID_SNS電圧、ダイ温度、およびVOUT電圧偏差を示します。IMONとIMON_REFは出力電流を報告し、システム監視の目的でボード上で簡単にアクセスできます。
EVAL-LTC7822-1-AZを使用すると、複数のボードを並列に接続してより高い出力電力を実現できます。詳細については、このユーザ・ガイドの説明を参照してください。LTC7822AUKM-1#WPBFは、48ピンの7mm x 7mmプラスチックQFNパッケージを採用しています。LTC7822-1のデータシートには、この部品の動作およびアプリケーションの詳細が記載されています。評価用回路EVAL-LTC7822-1-AZを適切に使用するため、このユーザ・ガイドと併せてLTC7822-1のデータシートを必ず参照してください。
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