製品概要

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評価用回路EVAL-LT8337-AZは、入力4.5V~12V、出力12Vの2MHz低IQ、同期型ブースト・コンバータであるLT8337を備えています。VINが出力レギュレーション設定点の12Vを超えると、LT8337はレギュレーションとPassThru™(パススルー)モード間を滑らかに遷移します。この評価用回路は、スペクトラム拡散周波数変調(SSFM)機能、Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)技術、最適なEMI性能を実現するEMIフィルタを備えています。コンバータは、入力電圧に応じて1.2A以上の電流を出力できます(最大出力電流とVIN の関係を示すグラフは図3を参照)。コンバータは、シャットダウン・モードにすると超低静止電流になるため、オートモーティブ・アプリケーションやその他のバッテリ駆動アプリケーションに最適です。パルス・スキップ・モードとバースト・モードは、ジャンパJP1で選択できます。選択可能な各オプションにより、軽負荷時の静止電流を低くすることができ、JP1を使ってSSFM動作と組み合わせることもできます。

LT8337ブースト・コンバータICは、2.7V~28Vの入力範囲で動作し、オートモーティブ、テレコム、および産業アプリケーションに適しています。静止電流が4μAと低く、バッテリ駆動のシステムに最適です。コンバータは、SSFMオプションを使って300kHz~3MHzの調整可能かつ位相同期可能な動作が可能です。軽負荷時には、効率を高めるために、パルス・スキップ・モードまたは低リップルのバースト・モードを選択できます。LT8337には、ソフトスタート、入力の低電圧ロックアウト、調節可能なスイッチング周波数、クロック同期など、よく利用される機能が搭載されています。パワーグッド(PG)フラグは、出力電圧がレギュレーション状態であることを示します。

LT8337は、小型の16ピン・プラスチックLQFNパッケージを採用し、最適なサイズと放射を実現しています。LT8337のデータシートには、部品、ピン、機能、動作、およびアプリケーションの詳細が記載されています。このデータシートは必ず、EVAL-LT8337-AZ用デモ・マニュアルと併せて参照してください。

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