製品概要

機能と利点

  • AD9084ダイレクト・サブ8GHzおよびXバンド・トランシーバー用のフル機能評価用ボード
  • ACE(分析、制御、評価)ソフトウェアまたはPythonアプリケーション(pyApp)による制御用PCソフトウェア

製品概要

このユーザ・ガイドでは、AD9084の評価プラットフォームと、ミックスド・シグナル・フロントエンドRFトランシーバー(MxFE®)を評価するために必要なハードウェアおよびソフトウェア構成について説明します。

ACEソフトウェアを使用すると、ユース・ケースと総称される様々な設定下でApollo MxFEを迅速に評価できます。また、D/Aコンバータ(DAC)からのアナログ信号を処理して再生したり、A/Dコンバータ(ADC)によって変換された信号をキャプチャしたりすることもできます。信号サンプルは、データのキャプチャおよび送信ボードであるADS10-V1EBZ上にあるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)とApollo MxFEとの間のJESD204BまたはJESD204Cリンクを介して転送されます。キャプチャされたADCサンプルは、ホストPCにダウンロードしてACEソフトウェアで表示および分析したり、サンプルのベクトル(サンプルのリストとして保存された有限長の信号)として保存して他のソフトウェアで処理したりできます。ACEソフトウェアでは、共通の信号ベクトルの生成や、カスタム・ベクトルのロードを行うこともできます。これらのベクトルは、ADS10-V1EBZにアップロードし、Apollo MxFEに送信した後、デジタル信号処理(DSP)で処理して、DACを介してスペクトラム・アナライザやその他の試験装置に再構築することもできます。

ソフトウェアの観点では、ACEソフトウェアは、ADS10-V1EBZに搭載されたMicroZedメザニン・ボード上でホストされているリモート・プロシージャ・コール(RPC)サーバーを介してADS10-V1EBZと通信します。評価用ボード上のAD9084や他のデバイスを制御するには、ACEとPyAppの両方からRPCサーバーにリクエストを送信します。サーバーは、ソフトウェア・パッケージに含まれるダイナミック・リンク・ライブラリ(DLL)のセットを使用して、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)のコンパイル済みバージョンと通信します。MicroZedは、AD9084-FMCA-EBZ評価用ボードに付属のブート可能なmicroSDカードから、Linuxディストリビューション(distro)であるUbuntuを実行します。

詳しくはユーザ・ガイドを参照してください。

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