製品概要

製品概要

デモ回路3018Aは、2MHz 3.3V~1.2V 12.5A降圧レギュレータとして動作する、LTC3311S 12.5A、低電圧、同期整流降圧Silent Switcher(サイレント・スイッチャ)2を採用しています。LTC3311Sは、0.5V~VINの出力電圧(動作周波数500kHz~5MHz)に対応しています。LTC3311Sはコンパクトな超低放射、高効率、高速同期整流モノリシック降圧スイッチング・レギュレータです。集積化されたバイパス・コンデンサによって全高速電流ループが最適化され、レイアウト感度が取り除かれることでEMI/EMC放射を最小化しやすくなっています。35nsの高速最小オン時間により、高いVINから低いVOUTへの変換を高い周波数で実行できます。

DC3018Aは、2MHzのスイッチング周波数での強制連続モードで動作するように設定されていますが、パルス・スキップ・モードや別のスイッチング周波数に構成することもできます。RTは、MODE/SYNCピンが入力に設定されているVINに接続されているため、LTC3311Sは外部クロックと同期できます。MODE/SYNCピンをVINに接続すると、パルス・スキップ・モードに設定され、MODE/SYNCピンをGNDに接続すると、強制連続モードに設定されます。効率と負荷のグラフには、3.3V入力での強制連続モード動作時の回路における効率と電力損失が示されています。

DC3018Aには、伝導EMIを低減するためのEMIフィルタも備わっています。このEMIフィルタを使用するには、入力電圧をVIN EMI端子に入力します。ボードのEMI性能は、EMIテスト結果のセクションに記載されています。EMI性能グラフの赤線は、伝導/放射EMIテストにおけるCISPR25クラス5のピーク制限値を示しています。

LTC3311Sのデータシートには、部品、動作、およびアプリケーションの詳細が記載されています。データシートは、デモ・マニュアルと併せて参照してください。LTC3311Sは、熱抵抗を低くするための露出パッドが付いた3mm × 3mm LQFNパッケージで組み立てられています。低EMI動作と最大の熱性能を実現するためのレイアウトに関する推奨事項は、データシートの低EMI PCBレイアウトのセクションに記載されています。

対象となる製品