製品概要

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デモ回路DC3008Aは、LT8386を使用した60V、3A Silent Switcher®(サイレント・スイッチャ)同期昇圧LEDドライバです。VINが4V~40Vの場合に、500mA、最大45Vで1列のLEDを駆動します。ILEDを減少させて最小VINで動作し、最大50VのVINに耐えることができます。ただし、このアプリケーションでは過電圧ロックアウト(OVLO)が45Vに設定されます。DC3008Aは340kHzのスイッチング周波数で動作します。シンプルなジャンパでスペクトラム拡散周波数変調(SSFM)を有効にして、EMIを低減できます。DC3008Aには、最適化されたレイアウトやSSFM、入力EMIフィルタなどの低EMI機能が備わっています。

LEDのオープン、短絡両方の状態から保護されており、故障を報告します。LT8386昇圧コンバータの入力電圧範囲は4V~56Vです。内蔵の同期型3.3A、60Vスイッチにより、出力に最大52VのLED(調整されたFB抵抗付き)を使用し、過電圧保護とオープンLED発生中のオーバーシュートのための余裕を確保できます。また、200kHz~2MHzの調整可能なスイッチング周波数を提供しています。回路は外部ソースと同期したり、低EMI向けにSSFMでプログラミングしたりすることができます。PWMTGの高圧側PWM MOSFETドライバは、短絡保護と汎用性を支援します。LT8386昇圧、昇降圧、または降圧モードのLEDドライバとして構成でき、低EMI、PWM調光、故障診断の各機能はすべて維持されます。

LT8386は、外部のPWM信号または内部で発生するPWM信号で、PWM調光が可能です。DC3008Aには、内部で発生するPWM信号、外部で発生するPWM信号、PWM信号なし(100%オン)の切替えを行えるジャンパがあります。制御ピン(CTRL)の制御電圧でアナログ調光もできます。

PWM調光とSSFMの両方を使用して実行する場合、動作中のフリッカを防止するためにSSFMがPWM信号に整合します。

スペースとコストを節約するために、小型セラミック入出力コンデンサが使用されています。このボードは、放射を低減するためにVOUTピンの両側に小型の高周波コンデンサが配置されています。開放LEDの過電圧保護では、LEDストリングがオープンになると、ICの定電圧レギュレーション・ループを使用して出力を約57Vにレギュレーションします。出力電流はISMONテスト・ポイントで監視できます。

いくつかのシンプルな抵抗の選択により、回路で低電圧および過電圧ロックアウトを調節できます。DC3008Aの入力にはEMIフィルタがあります。低EMIアプリケーションではDC3008Aの推奨レイアウトと4層構造の厚さに従ってください。

LT8386のデータシートには、部品、動作、および用途の詳細が記載されています。このデータシートは、デモ回路DC3008A用デモ・マニュアルと併せて参照してください。LT8386JVは、熱強化型GNDパッドが付いた28ピン・プラスチック4mm × 5mm LQFNパッケージで組み立てられています。最大の熱性能を得るため、ボードを適切にレイアウトすることが重要です。データシートのレイアウトに関する考慮事項のセクションを参照してください。

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