製品概要

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デモ回路2911Aは、IEEE 802.3bt準拠のLTPoE++で相互運用可能なイーサネット電源(PoE)給電デバイス(PD)です。LT4293 PDインターフェース・コントローラとLT4321 PoE理想ダイオード・ブリッジ・コントローラを備えています。

LT4293は、LTPoE++、IEEE 802.3af(PoE、タイプ1)、IEEE 802.3at(PoE+、タイプ2)、およびIEEE 802.3bt(PoE++、タイプ3および4)準拠のインターフェースを備えています。ホット・スワップ用に外部の低RDS(ON)(代表値30mΩ)、NチャンネルMOSFETを利用して効率を向上させています。

パワー・グッド(PWRGD)出力は、PDコントローラが下流側の負荷に電力を供給する準備ができているかどうかを示します。この信号を使用して絶縁型電源を実現できます。T2P出力は、電源装置(PSE)から供給される電力を利用できるかどうかを示します。この信号は、LTPoE++またはIEEE 802.3bt準拠のPSEのいずれかから下流側のPD回路に割り当てられた電力を伝達します。

LT4321は、8個の低RDS(ON)(代表値57mΩ)、 NチャンネルMOSFETを制御して、エンドtoエンドの電力供給効率を更に向上させ、熱設計を簡素化します。このソリューションは、パッシブPoE整流器ブリッジでよく利用される8個のダイオードに代わるものです。

DC2911Aは、RJ45コネクタ(J1)を介してPSEから供給されるか、または補助電源入力を使用してローカル48V DC電源から供給された、最大90Wの電力を許容します。両方の電源を接続した場合、補助電源入力がPoE入力より優先されます。