監視ICにより冷却ファン故障を検出

要約

ファンは、単一ICによって回転が有効かを監視されます。このソリューションは正確、高信頼性、小型、および低コストです。

EETの2003年11月号にも同様の記事が掲載されています。.

ブラシレスのDC冷却ファンがさまざまな機器で使われ ているが、冷却ファンはそのような機器の性能と寿命 を左右する大事なコンポーネントである。冷却ファン が故障した際には、すぐに検出することが大がかりな 損傷を防ぐためにも必要である。冷却ファン停止の 検出及びその表示はさまざまな方法で可能であるが、 中でもシンプルで信頼性の高い回路を図1に示す。

図1. MAX6316µP監視ICにより冷却ファンのタコメータ出力を監視する。

図1. MAX6316µP監視ICにより冷却ファンのタコメータ出力を監視する。

冷却ファンのタコメータ出力をµP監視IC(U1)の ウォッチドッグ入力に接続する。通常動作の間、 LEDは消灯している。ウォッチドッグのタイムアウト 期間が経過してもタコメータ出力が変化しなければ、 U1はリセット出力をアサートし、LEDを点灯する。この 場合、監視ICがウォッチドッグ/リセットのサイクルを くり返すたびにLEDがオン/オフされる。回路例では、 LEDのオン時間は200msで、1.6秒間隔で点滅する。 ほとんどの場合、この回路例のままで十分なはず である。