MAX6876
EEPROMプログラマブルな、クワッド、電源トラッカ/シーケンサ回路
製品の詳細
- 最大4つの電源電圧のトラッキング/シーケンシング(1つのMAX6876デバイスの場合)および最大16の電源電圧のトラッキング(4つのMAX6876デバイス使用時)
- EEPROMで構成可能なトラッキング/シーケンシング制御
- バス電圧から独立した動作(MAX6876はトラッキング対象の電源電圧または常時オン電源から電源供給)
- 入力電源ごとのEEPROMで選択可能な低電圧/過電圧ロックアウトスレッショルド
- EEPROMで選択可能な電源投入/切断時のスルーレート
- プログラマブルなパワーグッド出力スレッショルドおよびタイミング
- 全体で調整可能な低電圧ロックアウトまたはロジックイネーブル入力
- 個別の内蔵チャージポンプによって外付けの各nチャネルFETを増強(VGATE_SOURCE = 5V)
- 電源投入後に選択可能な過電流検出
- IN_ のスレッショルド範囲:0.5V~5.5V
- スレッショルド精度:±1.5%
- I²C/SMBus™対応シリアルインタフェース
- 6mm x 6mmの小型36ピンThin QFNパッケージ
MAX6876はEEPROMに設定可能な、マルチ電圧、電源トラッカ/監視回路で、4つのシステム電源を監視し、電圧トラッキングやシーケンシングを必要とするシステムに適切なパワーアップ/パワーダウン状態を確保します。主要なスレッショルドおよびタイミングパラメータはI²Cインタフェースを通じて設定されるため、MAX6876は高度に設定可能なソリューションを提供し、これらの値は内蔵EEPROMに保存されます。また、MAX6876は監視機能と過電流検出回路も備えています。
MAX6876は、入力電源ごとにプログラマブルな低電圧および過電圧スレッショルドを備えています。すべての電圧が仕様範囲内にある場合は、このデバイスは外付けnチャネルMOSFETをオンとして、システムへの電圧のシーケンシングまたはトラッキングを行います。2つのオプションの組合せによって、すべての電圧をシーケンシング、トラッキング、または電源投入することができます。トラッキング時に、各MOSFETのゲート電圧が上昇し、各電源を徐々にオンにします。監視対象の各電源間の電圧差が250mV (typ)を超えないように、各MOSFETのソースの電圧が相互に比較されます。全出力がリファレンスランプ(傾斜波)から±125mVウィンドウ以内でトラッキングするようにトラッキングはダイナミックに調整されます。なんらかの理由で電源がリファレンスランプから±250mV以内にトラッキングできない場合は、アクティブローFAULT出力がアサートされ、電源投入モードが終了して、全出力が電源オフされます。また、制御対象電圧がプログラマブルなアクティブローFAULTタイムアウト以内に上昇を完了しない場合は、電源投入モードが終了します。MAX6876は、障害状態が検出された後に再び電源投入するラッチオフおよび自動再試行モードを備えています。
MAX6876のその他の機能には、リセット回路、マニュアルリセット入力(アクティブローMR)、およびマージンディセーブル入力(アクティブローMARGIN)などがあります。また、このデバイスは、パワーグッド状態(PG_)および過電流状態(アクティブローOC)を示す出力とバス取外し(REM)出力も備えています。
MAX6876は6mm x 6mmの小型36ピン薄型QFNパッケージで提供され、-40℃~+85℃の拡張温度範囲での動作が完全保証されています。
アプリケーション
- マルチ電圧システム
- ネットワーキングシステム
- サーバおよびワークステーション
- ストレージ機器
- テレコム
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ハードウェア・エコシステム
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