Maximの心拍数センサー、富士通コネクテッドテクノロジーズ製のシニア向け人気シリーズ「らくらくスマートフォンme」の新製品に搭載
「MAX30101」が、新機能のストレスチェックや血管年齢の測定に貢献
2019年03月05日 - カリフォルニア州サンノゼおよび東京
Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim)は本日、心拍数センサーの「MAX30101」が、富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:髙田克美)で製造の「らくらくスマートフォン」シリーズの新製品「F-01L」に採用されたと発表しました。歩数・歩速のほか、心拍数、睡眠、心の健康度、血管年齢など、様々な測定機能が搭載されているシニア向け人気シリーズの「らくらくスマートフォン」は、初めてスマートフォンを利用するユーザーでも、快適に使えるように設計されています。その中でMAX30101は、ストレスチェックや血管年齢の測定機能に貢献しています。
MAX30101は、富士通コネクテッドテクノロジーズ設計の高度なアルゴリズムを使用(*)して、バイタルサインの高精度測定を可能にします。このセンサーICは、Maximのヘルス関連用途向けバイオセンサー製品ファミリの一部です。MAX30101は、各種の機能を内蔵することによって、モバイルおよびウェアラブル機器の設計プロセスを容易にする完全なシステムソリューションを提供します。さらに、1.8Vの単一電源と、内蔵LED用の個別の5.0V電源で動作します。また、ソフトウェアによりシャットダウンに設定することで、スタンバイ電流をほぼゼロにすることができるため、電源レールを常に給電状態にしておくことが可能です。通信はI2Cインタフェースを介して行われ、-40℃~+85℃の温度範囲で動作します。
(*)F-01L搭載のアルゴリズムは、MAX30101の心拍数モニタ機能のみを使用して実現しています。(高感度パルス酸素濃度測定の機能は使用していません。)
MAX30101の主な特長
- 小型サイズ:小型14ピン光モジュール(5.6mm x 3.3mm x 1.55mm)で提供
- 低電力:設定可能なサンプルレートおよびLED電流によって、モバイル機器向けの超低電力動作(1mW以下)と超低シャットダウン電流(0.7µA、typ)を提供
- 容易な設計:LED、フォトディテクタ、光学素子、および周囲光除去を備えた低ノイズ回路を内蔵しているため、実装が容易
コメント:
- 富士通コネクテッドテクノロジーズのプロダクト事業部 事業部長である櫛笥直英氏は次のように述べています。「当社の「らくらくスマートフォン F-01L」にMAX30101を搭載できたことを非常に嬉しく思います。今回の採用で、新たなバイタルデータの取得が可能となり、らくらくスマートフォンにおいて、ユーザーの健康をサポートするアプリケーションの充実に繋がりました。人々が健康を意識し、より豊かな生活をおくるきっかけとなることを期待しています」。
- Maxim のインダストリアル&ヘルスケア事業部門マネージングディレクターであるAndrew Baker (アンドリュー・ベイカー)は、次のように述べています。「この人気の高いスマートフォンにMAX30101が採用されたことは、より広範囲の人々への重要なバイタルサイン測定機能の普及に向けた大きな一歩です。スマートフォンユーザーにヘルスケアデータへのモバイルアクセスを提供することによって、当社の技術はより健康な世界を実現します」。
供給体制および単価
- MAX30101はMaximのウェブサイトで提供され、単価は4.08ドル(1000個以上、FOB USA)です。また、正規販売代理店からも提供されます。
富士通コネクテッドテクノロジーズについて
富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社は、富士通株式会社のモバイルフォン事業を母体とし、2016年2月に創業しました。「Connected Technology Leader」として、IoT時代における「モノとコトの融合」による魅力ある商品を通信機器、サービス、ソリューションビジネスへ展開し、より健康で豊かな生活を送れる未来に向け様々なお客様へご提供してまいります。 詳細について ›