分光法の基本―アプリケーションとシグナル・チェーン

分光法は、光を利用するほぼすべての研究用装置や分析装置において測定の基礎になっている技術です。 このウェブ・セミナーでは、まず分光法の基本的な原理について説明します。 続いて、一般的な装置で使用されているシグナル・チェーンや、その要となるフォトダイオード回路について解説します。 さらに、実際のシステムを設計する際に検討すべきより高度な回路やコンポーネントを紹介します。

日本語字幕版をご用意しましたが、少々長いウェブキャストのため、1Partあたり7~9分の分割としてあります。ご都合に合わせてご覧ください。

 

 
   Part 1 「分光法」とは何か?
 

液体や気体に含まれる物質の種類を特定したり、その分量を計測したりするにはどうすればよいのでしょうか。その答えとして利用されているのが「分光法」です。本セミナーの導入部として、ここでは、まずその基礎理論を押さえます。

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   Part 2 システムの構成要素
 

分光法を利用する場合には、フォトダイオードをはじめとするさまざまなコンポーネントを組み合わせて回路を構成することになります。Part2では、必要なコンポーネントの種類とその選択方法について解説します。

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   Part 3 代表的なシグナル・チェーン
 

Part3では、分光法の活用例として最も一般的なUV-VIS装置を取り上げます。シグナル・チェーンの構成と動作について説明したうえで、その具現化に最適なアナログ・デバイセズの製品を紹介します。

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   Part 4 光に対する周波数変調
 

実際の分光アプリケーションでは、試料に対して、基礎理論のとおりに単純に光を照射するのではなく、周波数変調処理を施したうえで照射を行います。この部分が、現実のシステムにおける“肝”になります。

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   Part 5 PGA機能の実現手段
 

一般に、分光アプリケーションのシステムには広いダイナミック・レンジが必要になります。この要件を満たすためには、誤差やノイズの問題を回避しつつ、PGA機能をうまく活用しなければなりません。

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   Part 6 アレイ・ベースのシステム
 

単一波長の光を扱うのではなく、あらゆる波長を対象としてスキャンを行うシステムでは、フォトダイオードのアレイを使用します。Part6では、この種のシステムを構築するために必要となる、より高性能なコンポーネントを紹介します。

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   Part 7 Q&A
 

ここでは、セミナー受講者からの質問にお答えします。具体的には、アンプを選択する際に重視すべき仕様や、ΣΔ型ADCとSAR型ADCの使い分けなどについて解説を加えます。

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  • Presenter
  • Luis Orozco

    System Applications Engineer

Luis Orozco は、ADI の産業/計測部門に所属するシステム・アプリケーション・エンジニア。2011 年、ADI に入社。それ以前の11 年間は、高精度計測器の設計に従事。現在は、テストおよび計測、化学分析、環境モニタリングなどのアプリケーションに注力しています。