デジタル・アイソレータ向け安全規格の動向

従来、アイソレーション(絶縁)に関する安全規格は、フォトカプラの使用を前提として定められていました。しかし、デジタル・アイソレータの普及が進んだことから、現在ではデジタル・アイソレータも前提とする新たな安全規格を策定する動きが進んでいます。本ウェブ・キャストでは、新たな安全規格はどのようなものになるのか、またそれに対してアナログ・デバイセズはどのような対応を図っているのかを解説します。

※日本語字幕

 

 

 

目次
タイムライン
1
安全規格の目的と動向  00:00 - 15:53
デジタル・アイソレータの普及を受けて、アイソレーション(絶縁)に関する安全規格が新たに策定されつつあります。Part1では、安全規格の目的、旧来の規格の問題点、新たな規格の体系などについて説明します。
 
2
デジタル・アイソレータ向けの安全規格  15:54 - 36:12
Part2では、現在策定が進んでいる新たな安全規格の内容について説明します。旧来の規格との比較を交えながら、特に部品レベルの規格について詳細に解説します。加えて、安全を保証するために行われる各種試験にも触れます。
 
3
デジタル・アイソレータにおける沿面距離/空間距離
 36:13 - 48:55
Part3では、アイソレータ向けの安全規格において要となる沿面距離/空間距離に注目します。特に、標準パッケージを採用したADIのデジタル・アイソレータによってどのようなメリットが得られるのかを詳しく説明します。
 
4
Q&A
 48:56 - 55:48
ここでは、本ウェブ・キャストの参加者からいただいた質問にお答えします。具体的には、サージ定格と絶縁定格の違い、標準パッケージ品における注意点、規格に関する今後の動向といった追加の情報を提供します。

Mark Cantrellは、アナログ・デバイセズでiCoupler製品のアプリケーション・エンジニアです。また、彼は IEC60079-11 メンテナンス・チームのメンバーです。以前はカリフォルニア・イースタン・ラボラトリーズ(California Eastern Laboratories)に6年間勤務し、NECのフォトカプラとソリッドステート・リレー製品のアプリケーション・サポートを担当していました。また、ロッキード・マーチン・ミサイル&スペース社(LockheedMartin Missiles and Space)にも17年間在籍し、放射能影響試験技術者として重力プローブB衛星計画に携わりました。インディアナ大学で物理学の修士号を取得しています。