FAQ

ADG1434 - FAQ

制御信号入力がオープンの時どうなる?

Q:  制御信号「IN」の入力がオープン状態の時には、S–Dの関係はON、OFFのどちらの状態になるでしょうか。

A:  制御信号にプルアップ等の処理がされていないアナログスイッチの場合は、回路のリーク電流によりHまたはLにバイアスされますが、どちらのロジックレベルになるかは不定です。

電源OFF時にCMOS-SWに入力を加えると電流が流れる

Q:   電源断の場合、CMOSスイッチに電流が流れ込むようですが、対策方法はありますでしょうか?

A:   電源が入っていない状態で、スイッチ端子に電圧を加えることは素子の破壊につながります。半導体のスイッチは、機械式のものと異なり、スイッチの端子と電源の間には寄生的なダイオードが入っています。電源電圧に対してスイッチ端子の電位が逆転すると、このダイオードが、順方向にバイアスされるため、電流が流れるようになります。

入力同士もしくは出力同士をショートさせてもいいのか

Q:  入力もしくは出力をショートさせて使っても良いでしょうか。S1-S2-S3-S4もしくはD1-D2-D3-D4という感じです。

A:  アナログスイッチの入出力は、CMOSのソースとドレインなので、一般的に(高周波デバイスを除いて)入出力の区別はありません。そのためDまたはS同士を接続しても、あるいはSとDを接続しても問題はありません。スイッチのパラレル接続、シリアル接続なども可能です。ただし複数のパッケージのデバイス同士が接続され、その電源がそれぞれ異なるタイミングでON/OFFする場合は、注意が必要です。 接続されたもの同士でダメージを与える場合があります。

ICの寿命や製品保証の資料は?

Q:  ± ICの寿命・製品保証に関する資料はありますか。故障率でも結構です。

A:   弊社で供給しております半導体製品の一般的な信頼性データは、弊社Webサイトから検索することが出来ます。また品質保証に関する資料等もこのサイトから検索することが出来ます。品質&信頼性のサイトから信頼性データや信頼性ハンドブック、FITレート、技術資料などをご覧ください。

Pwr Dissとは?

Q:   ± 仕様欄に表記されている"Pwr Diss(Max) 20mW"(一例)に関して用語の意味を教えてください。

A:   Pwr Diss(Max) 20mW ですが、Power Dissipationの略表示となっており、パラメータとしては消費電力となります。

外形寸法図のBSCとは?

Q:   ± データシーとの外形図に記されている「BSC」とは、どのような意味でしょうか。

A:    BaSiCの略です。公称値という意味です。

CMOSスイッチに電源が印加されていないときのスイッチの状態

Q:   CMOSアナログスイッチの電源ピンに電圧を入力していない状態で、スイッチ入出力間の導通はありますか。 それとも不定状態でしょうか。

A:   一般的なCMOSスイッチの各ピンは、ESD保護ダイオードにより各電源(VDDとVSS)に接続されています。VDD/VSSの電源が加わっていない状態で、DやSピンに電圧が加わると、このダイオードが導通して大電流が流れ、場合によってはダメージを受けることがあります。このピンの導通ということですが、テスターなどで測定すると、このESDダイオードを通して電流が流れるので、ある抵抗値を示します。(テスターの仕様により何Ωとは言えません) アナログスイッチがスイッチとして機能するのは、電源が正常に印加されているときだけです。

なお一部のFoullt Protection機能内蔵のCMOSスイッチは、電源オフの状態でもハイインピーダンスを保ち、以降の回路を保護するものもああります。

デシケータ管理条件

Q:  パッケージ開封後のデシケータ管理の条件について教えてください。管理状況によってベーキングが必要となるかと思います。その条件についても併せて教えてください。

A:  アナログ・デバイセズ製品に関しましては、湿度等の条件はJEDECのSTD–20Dを適用しております。(もともとご質問の製品は)その規定によりMSL(Moisuture Level)1と規定された製品です。MSL1のデバイスに対する取り扱いにつきましては、このJEDE STD–20Dをご参照ください。なおMSL1はもっとも管理が緩い製品レベルです。

CMOSスイッチの未使用端子の処理

Q:  CMOSスイッチの入出力端子処理についてお教え下さい。
スイッチをOFFに制御した状態で、ソース、あるいはドレインを未接続(オープン)、もしくは不定状態にすることは可能でしょうか? 何か悪影響がありますでしょうか?

A:   スイッチをOFFのステートにした場合、DとSはともに高インピーダンス状態になります。原理的にはオープンでも回路動作に矛盾は起きませんが、高インピーダンスのアナログ入出力ピンをオープンにすることは、お勧めしておりません。静電気や他の回路からのリークなどにより、使用中に不慮の事故を起こす危険性がありますので、一般的には使用しないD,Sはともにグランドに接続しておくことを推奨しています。