産業用ロボティクスソリューション

産業ロボットの革命をリードする

世界中の消費者と経済のトレンドによって、オン・デマンドによる多品目・少量生産に向かう圧力が高まるなか、柔軟性、生産性、効率性のさらなる向上が求められています。 今では、インテリジェント・ロボットおよび協働ロボットの協調性と生産性はますます向上し、よりスマートになっており、こうした複雑なタスクにも十分対応できるレベルに到達しています。とはいえ、産業用ロボットのセンシング・安全・情報伝達・出力・サイズ効率といった面におけるコスト効率に優れた新たな進歩が、工場のフロアで受け入れられるまでは、製造を産業用ロボットに移行させる、というインダストリ4.0が掲げた約束が完全に達成されることはありません。

アナログ・デバイセズ(ADI)は、産業用ロボット、モーション・コントロール、機能安全、高度な検知技術、システムレベルの設計を始めとする、様々な分野の進化をリードしています。アナログ・デバイセズが提供する検出・測定・解釈・接続・出力に関する各種機能は、現実世界における現象を捉えることで、これを価値ある洞察に変換し、ダイナミック制御や労働者の安全など、多種多様な成果を生み出します。当社が擁する専門家は、パートナー企業や顧客と協力して、目先のニーズへの対応にとどまることなく、背後に隠れている大きな設計上の課題をも明るみに出していきます。当社では顧客と共に、ニーズを満たし、顧客の期待を上回るようなロボット・システムとソリューションの構築に取り組んでいます。

オートメーションや産業用ロボットにおけるこうした進歩によって、未来における働き方が少しずつ見えてきました。人間とロボットの協働によって、人間だけが持つ批判的思考、問題解決、創造性に関するスキルなど、労働者の力が最大限に活かせるようになることで、さらなる効率性と生産性が期待できるようになります。複雑で反復が多く、しばしば危険も伴うタスクをロボット技術に肩代わりしてもらうことで、労働者はこれまで以上に、経験的知識に基づいた、包括的で、安全な作業に集中できるようになります。「サービスとしてのロボット(Robots as a service)」は、労働者にとって新たなビジネス・モデルと雇用機会の創出をもたらします。

仕事の性質は急速に変化する可能性がありますが、製造業者や政府は、労働者が訓練や研修を通じて準備を整えられるよう対処を講じることができます。

工業用アプリケーション向けロボットのタイプ

産業用ロボット


産業用ロボット

従来型の産業用ロボットは、高速と高出力で精密な動作を行います。小型の軽量ロボットから、自動車など重量のある積載物を運搬できる大型ロボットまで、幅広い産業で利用されています。

協働ロボット


協働ロボット

人間との協働用途で稼働するロボットは、一般的に「協働ロボット(collaborative robot)」または「コボット(cobot)」と呼ばれ、人間の安全を念頭に置いて設計されています。協働ロボットにおいては、パワーや力の閾値に制限が加えられているため、環境センシング機能と組み合わせることによって、一緒に働く人間と共に非認知タスクを安全かつ効率的に遂行できます。協働ロボットは、高いスキルを持つエキスパートに代わって、インテリジェントなアシスタントに反復的タスクを遂行させられるよう、労働力の転換を実現する上で、欠かすことのできない存在です。

自律型移動ロボット


自律型移動ロボット

従来利用されてきた工場内の有人搬送車やベルト・コンベヤに代わって、AMR(人協調型自律移動ロボット)や無人搬送車(AGV)の利用が増加したことで、より柔軟な製造システム、スペースの節約、安全性の向上といった効果が生まれています。AGVおよびAMRを利用したシステムにおいては、自己位置地図の獲得、ナビゲーション、衝突防止、安全、省エネが特に重要になります。

Architecting Industrial Robots for Global Challenges

産業用ロボット:新たなトレンドが、新たな難題を生み出す

工場用ロボットと協働ロボットにおける最近のトレンドは、生産性、効率性、労働者の安全に大きな進歩をもたらしています。ただし、変化は新たな課題も生み出します。アナログ・デバイセズが次世代型ソリューションを活用してパートナー企業および顧客を支援し、インダストリ4.0実現への道を後押ししている模様をご紹介します。

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Robots to the Rescue

Robots to the Rescue: It’s a Tough Job, But Somebody’s Gotta Do It

Concerns about robots replacing human jobs are widespread. But aren’t robots also saving humans from dangerous and undesirable tasks? Join ADI’s Nicola O'Byrne as she discusses global trends that are commanding more automation than ever before.

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雇用創出者としてのロボット:労働力の転換

「Forbes」誌に掲載された同記事では、アナログ・デバイセズのNicola O’Byrneにスポットライトを当て、オートメーションとロボットが労働者や雇用に及ぼす影響と、現在創出されつつあるチャンスについてインタビューを行っています。記事では、未来の仕事のあり方について、そしてその未来に備えるために今から講じておくべき手段について、語られています。

「Forbes」誌の記事を読む

技術革新を加速する技術

アナログ・デバイセズは長年にわたって、モーション機能・ロボット機能の進化に取り組んでいます。当社が擁する専門家は、工場の現場やその他の場面で活躍するロボットと協働ロボットのため、常に新たな革新的技術を生み出してきました。モータ・ドライブやサーボ・システムから検出、接続まで、アナログ・デバイセズではサブシステム要素向けの各種技術までを網羅する、システム全般を手掛けています。当社が提供する技術やソリューションのポートフォリオは、よりインテリジェントで柔軟性に優れたロボットや、従来の手順に変化をもたらす生産性や効率性を実現し、ロボットと協働する人間の働き方をも変化させます。

産業用ロボットの進化をもたらす、アナログ・デバイセズの技術:

  • 高精度のポジション制御と、スピードが最優先される同期モーション・システムにとって不可欠である低遅延性により、最終製品の品質向上と廃棄物の削減を実現。
  • よりコンパクトでエネルギー効率の高いサーボ・ドライブにより、ロボットの小型化と消費電力の削減を実現。生産性とエネルギー効率を高め、工場の排出量削減に貢献。
  • SLAM(同時自己位置地図獲得)技術により、工場内や倉庫内での無人搬送車(AGV)やAMR(人協調型自律移動ロボット)の安全な移動を実現。
  • 光学的/磁気エンコーダ向けソリューションにより、ジョイント部の回転状況や角度位置をフィードバック。
Diagram of an orange industrial robotic arm
  • 機能安全性
  • グリッパおよびエンドエフェクタ
  • 状態基準モニタリング
  • センシングによる環境認識
  • 位置検出
  • 有線接続
  • ドライブ/インバータ制御
  • ワイヤレス接続
  • 電源とバッテリ管理

ドライブ/インバータ制御

ロボットや機械によるスループット向上に対する需要に応えるためには、サーボ・ドライブの応答時間短縮や、より高精度での軸同期が必要になります。アナログ・デバイセズでは長年にわたってサーボ・ドライブの分野で経験を重ね、高性能クローズドループ型サーボ・ドライブのためのソリューションやプラットフォームを提供してきました。業界をリードする当社のデータ変換・電力変換用磁気分離技術
iCoupler®は、極めて過酷な電気環境下においても優れたモータ制御性能と堅牢性を発揮します。

状態基準モニタリング

状態基準モニタリングでは、リアルタイムのモニタリングによって機械やシステムの異常を迅速に検出・診断できます。振動、電流、温度、音などあらゆるデータが、ロボットや機械装置の状態を把握するための重要な手がかりを提供します。振動測定によって機械的ノイズと電気的ノイズを確実に分離することで、機械診断のクオリティが高まります。OtoSense AI™プラットフォームは、イベントのラベル付けや機械学習に、人間の知識を利用します。

位置検出

高精度の位置フィードバック・ソリューションにより、最先端のモーション設計、ロボット設計を実現。設計スペースが限られている高分解能の光学的エンコーダーにおいては、小型の高精度信号処理装置と信頼性の高い通信が必要になります。磁気式の角度センサーにより、協働ロボットが行うヒューマン・アシスト・タスクに適した、より高信頼性かつ低価格の中分解能エンコーダ・ソリューションを提供します。

有線接続

多軸同期は、ロボット用途において非常に重要な機能です。アナログ・デバイセズが提供する産業用イーサネット・ソリューションChronous™のポートフォリオは、プラットフォーム、スイッチ、 物理層デバイスなどを取り揃え、主要な産業用イーサネット・プロトコル全般を網羅しているほか、複数プロトコルに対応可能な柔軟性、使いやすさ、サポートを提供します。これら製品は、今日の産業用イーサネット・ネットワークにも、明日の収束型ネットワーク・ベースのタイム・センシティブ・ネットワーキング(TSN)にも通用する息の長い製品です。

機能安全性

力も出力も強いロボットは、従来は労働者から隔てられた場所に設置され、安全ケージで周囲を囲まれていました。現在、人間と直接やり取りを行ったり、人間のそばで稼働する協働的な作業にロボットが利用されるようになり、工場のフロアではこうした場面がますます増えています。アナログ・デバイセズでは、産業分野に適用され、ロボットの設計・アプリケーションに関する要求事項や協働作業に関する指針を規定している、ISO13849、IEC 61496、ISO10218、IEC 61508などの安全規格に関する専門知識を豊富に蓄えています。

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センシングによる環境認識

未来のスマート・ファクトリでは、人間とロボット、無人搬送車(AGV)、オートメーション機器による、より滑らかな協調が必要になります。深度センシングは、機械視覚の方面で産業オートメーションの機能向上に直結するソリューションです。これら機能は、品質検査、人間の安全、設備管理のための容量分析検知、自動製造のためのナビゲーションにおいて重要な役割を果たします。アナログ・デバイセズが提供する、3D Time of Flight(3D ToF)など業界最先端のソリューションによって、深度センシング技術は、最高の分解能によって強化された、過酷な産業環境のために設計されシステムへと進化します。

ワイヤレス接続

産業用アプリケーションにおいては、実績ある堅牢なワイヤレス接続が不可欠です。アナログ・デバイセズは、低消費電力、信頼性、レジリエンス、拡張性が重視される最も過酷な産業環境に特化して設計された、他に類を見ないワイヤレス・ネットワークを提供しています。将来は5G技術によって、ロボットが工場のフロアや遠隔地にある現場を自在に移動できるようになるでしょう。

グリッパおよびエンドエフェクタ

スマート・グリッパおよびエンドエフェクタにより、ロボットで実行可能なタスクの幅が広がります。インダストリ4.0で掲げられている柔軟性と生産性という重要目標に適うよう、プラグ・アンド・プレイ式コネクタ・インターフェースによって、使いやすさと迅速なツール交換を実現します。また、力やトルクを高精度で検出・測定できるため、適切な部品処理、表面仕上げの最適化、親ねじの締め付け、その他の幅広い用途で生産性の向上に役立ちます。

電源とバッテリ管理

ロボットの小型化には、効果的なサイズと重量の削減と、限られたスペースでの熱の問題を最小限に抑える、より効率的な電源管理ソリューションが必要です。 モバイルロボットとプラットフォームが次の充電までの間の稼働を最大化するために、効率的なバッテリー管理が重要です。 ADI Power by Linear™ポートフォリオは、電力変換用の幅広い高性能電源管理ソリューションと、リチウムイオン、鉛酸、ニッケルベースなどの充電式電池(化学電池)のバッテリ管理を提供します。

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