環境的持続可能性

アナログ・デバイセズとその従業員は環境を保護し、同僚、顧客、一般の人々の健康と安全を守るために努めています。

方針および誓約事項


環境・衛生・安全の方針
アナログ・デバイセズとその社員は、その施設内のすべてにおいて厳しい規制基準と業界基準の遵守に努め、公害予防を促進し、継続的な改善に向けて努力を続けることで環境を保護し、他の社員、お客さま、市民の皆様の健康と安全を守ることに全力で取り組みます。

当社は、単に規制基準を遵守するにとどまらず、それ以上の環境・衛生・安全に優れた経営を総合的な品質管理システムに欠かせない課題と認識し、その実現をめざして努力します。


誓約事項

アナログ・デバイセズは、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」に準拠し、オゾン層破壊物質の排出を防ぐべく、納入される原材料すべてからクラスIおよびクラスIIのオゾン層破壊物質(ODC)を排除しました。また当社は、当社製品が使用される国で欧州連合の特定有害物質使用制限指令(ROHSまたは中国版RoHS)、化学物質の登録、評価、認可と制限(REACH)、またはELV(End of Life)指令などにより禁止されている物質を含まない材料を調達します。アナログ・デバイセズは、法律および顧客の要求事項に対応し、適合できるように社内にコンプライアンス審査委員会を設置しました。アナログ・デバイセズの鉛フリー製品は、RoHSに準拠しています。アナログ・デバイセズの鉛フリーRoHS準拠製品の状況についてはこちらをご覧ください。

法規制の遵守
 
環境・衛生・安全に関するすべての法規制を遵守して事業活動を行うという誓約事項を果たすため、アナログ・デバイセズは各事業施設において法規制情報を収集し提供しています。さらに、環境・衛生・安全の遵守状況を評価するためのプログラムも確立しています。法規制コンプライアンス管理システムに対しては内部で監査を実施し、外部の第三者独立機関による認証も受けています。政府機関も、当社の施設が規制上の要求事項を遵守しているか定期的に検査します。従業員は、環境・衛生・安全に関する研修を受講し、また業務に関連した予防活動およびリスク制御活動に参加します。これらの活動は、環境・衛生・安全管理システムにおいて定式化されています。


製品の管理責任

アナログIC技術は、40年以上にわたるアナログ・デバイセズのビジネスの基盤となっています。これらの製品の主な長所は、機能あたりの低価格、小型、低消費電力、少ない部品数による信頼性の向上などがあります。これらの特長はすべて、もっと持続的な製品を提供したいと考えるお客さまが共通して求めているものです。

データコンバータは、今も昔も最もバラエティに富んだ当社最大の製品ファミリーであり、売上の50%近くを占めています。2,000種類を超えるコンバータが、何千社ものお客さまに販売されています。この分野の最新製品のひとつがADuCM360です。1個のマイクロコントローラ、2個の高精度A/Dコンバータ(ADC)、マルチセンサー・チャンネル、セルフ・プログラミングを内蔵するADuCM360により、カメラ用リチウム電池で中継センサー局または中継センサー装置を数ヶ月間独立して動作させ、入力変更時やオンデマンドでデータの収集や伝送ができます。

周辺製品がその電力需要を自ら制御するという新たな傾向に対応し、工業用トランスミッタDAC(D/Aコンバータ)のAD5755は、外部入力や外部負荷に対応して電力負荷を自動調整する機能を提供します。パワーダウン・ピンを提供する製品はこれまでも多数ありましたが、その場合はシステム・コントローラの力を借りることになります。AD5755の場合は、デバイス自体で出力調整を行うことができます。

エネルギー管理分野では、計測、監視、制御、通信の目的で電気エネルギーのパラメータ(アナログ現象)をデジタル形式に変換するという課題に取り組んできました。当社のエネルギー計測ソリューションは、コンバータと固定機能デジタル信号処理を統合し、世界各地で2億5,000万個を超える電力計に組込まれています。また、当社のRFトランシーバも安全かつ確実にエネルギー消費データをスマート・グリッドに伝送します。電源を壁コンセントから取るかバッテリーから取るかにかかわらず、あらゆる電子機器には何らかの消費電力の管理が必要です。当社はそのアナログ信号技術を活用し、信頼性の高いインフラ装置やバッテリー駆動の携帯用機器(医療、通信、民生用)のために革新的で高性能なパワーマネージメントICを開発しています。その重要な用途の1つが、配電網に動的負荷がかかっているときや重大な故障が発生している際の配電網の監視です。AD7606/08は、重大な故障が拡大する前に対処できるよう配電網の主要な故障インジケータを監視するための装置として設計され、実際に配備されています。

最高200°C、あるいはそれ以上の高温条件下で動作する製品シリーズも提供しています。ADXL206モーション・センサーおよびAD8229計装アンプは、初期から活躍しているこうした製品の好例です。地質探査関連企業はこれらの製品によって高性能で長寿命の計装パッケージを設計し、この分野の作業コストの低減と効率向上に実績をあげています。これらの製品は高温の産業環境下でも使用でき、消費電力が大きい制御系用冷却装置が不要になります。当社はこの分野をさらに拡充し、設計者のためにさらに広範な選択肢を提供することをめざします。

アナログ・デバイセズは自動車メーカーと協力して自動車とトラックの安全性、排ガス、エネルギー消費量の改善に努めてきました。ユーザが求める、安全で環境にやさしく心地よい乗り物を設計できるようメーカー企業を支援しています。アナログ・デバイセズのジャイロスコープは角速度変化を感知し、ロールオーバー防止などのアクティブな運転者支援安全システムのためのイノベーションを可能にしています。

新製品の設計を支援するため、当社は台湾積体電路製造(TSMC)と協力してアナログIC製品専用の180nmプロセスの開発プロジェクトに着手しました。このプロセスにより、低電力で高速動作が可能な小型ICを製造することができます。このプロセスは高電圧にも対応するため、高精度でも低電力はそのままの工業グレード製品を設計することもできます。さらにデジタル化も実現します。アナログとデジタルの機能を小型チップに組み込んだ高密度ロジックが可能になるため、エンドユーザの設計がシンプルになります。このプロセスによる製品は、現在初期生産が行われています。

アナログ・デバイセズでは、研究開発活動のサポートのために数千人ものエンジニアが世界各国の設計センターや製造現場で製品や製造プロセスの開発に携わっています。

当社の製品ラインおよび研究内容については、Form 10-K およびアニュアルレポート.(英語)でご紹介しています。