状態基準保全(CbM)開発プラットフォーム「CN0549」を発表
2021年02月09日 - 東京
- 想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、状態基準保全(CbM:Condition based Monitoring)用ハードウェア、ソフトウェア、およびアルゴリズムの開発を加速する完全な状態基準保全開発プラットフォーム「CN0549」を発表しました。CN0549は、機械的な堅牢性、ロスの無いデータ収集などの特長により、機械的に信頼の高い、広帯域センサーのデータを出力します。開発プラットフォームのオープンソース・ソフトウェア・インターフェースは、組み込みシステムからMATLAB®やPythonなどの一般的なデータ解析ツールへの接続を簡素化します。また、CN0549はリアルタイムの振動データ処理を可能にし、予知保全(PdM:Predictive Maintenance)サービスのための機械学習アルゴリズムの開発を加速します。あらゆる分野において、CN0549の柔軟性を活用することで状態基準保全の開発を加速し、開発コストとリスクを大幅に削減することができます。
• 回路ノート「CN0549」のダウンロード:www.analog.com/jp/CN0549
• ビデオの視聴:CN0549 状態基準保全 (CbM) 開発プラットフォーム - YouTube
• アナログ・デバイセズのCbM開発プラットフォームの詳細:Condition-based Monitoring (CbM) Development Platforms
• EngineerZone™オンライン・テクニカル・サポート・コミュニティでは、技術者およびADI製品の専門家への質問や意見交換ができます。詳細:http://ez.analog.com
リファレンス・デザインの主な特長
• 既存の圧電型振動センサーが対応するIEPEインターフェースと互換性のある、広帯域(DC~10kHz)MEMS振動センサー
• 高周波振動まで対応したMEMS振動センサーの全帯域幅においてメカニカルな共振を考慮した、特長的キューブ型センサー取り付け用治具
• IEPE対応の振動センサー用、広帯域で、データロスの無い、データ収集システムのリファレンス・デザイン
• データ処理用のオープンソース・ソフトウェアを使用した組込みゲートウェイ
• MATLAB、TensorFlow、およびその他のPythonベースのツールなど、よく利用されている機械学習環境へ振動データをストリーミングする、リファレンス・デザインを提供し、それらを活用したアルゴリズム開発が可能
価格と提供時期
下記表中の価格は米国での価格です。製品
量産出荷
単価
詳細
EVAL-CN0532-EBZ
出荷中
75ドル
IEPEインターフェース対応、広帯域MEMS加速度センサー
EVAL-XLMOUNT1
出荷中
85ドル
MEMS加速度センサー・ボード用の高周波振動までメカニカル的に最適化されたマウンティング・ブロック
EVAL-CN0540-ARDZ
出荷中
150ドル
IEPE振動センサー用24ビット・データ・アクイジション・システム
DE10-Nano
または
Cora Z7-07s出荷中
130ドル
または
99ドル販売代理店から入手可能なFPGA開発ボード(ゲートウェイ用リファレンスソフトウェアを提供)
- アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp-
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坪井 美樹
marcom.japan@analog.com
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