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レーダー・システム向けダイレクト・コンバージョン・レシーバ開発プラットフォーム「AD-FMCOMMS6-EBZ」を発表

LおよびSバンド周波数のレーダー帯域に対応

2014年12月11日 - 東京
  • AD-FMCOMMS6-EBZアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、小型で軽量、かつ低消費電力(SWaP)構築が求められるレーダー・システム向けに、ダイレクト・コンバージョン・レシーバ開発プラットフォーム「AD-FMCOMMS6-EBZ」を発表しました。AD-FMCOMMS6-EBZは、LおよびSバンド周波数のレーダー帯域に対応する400MHzから4.4GHzのレシーバ(フィルター組込みにより1350 MHzから1650 MHz)です。プラットフォームはVITA 57準拠のフォーム・ファクタで、FMC(FPGAメザニン・カード)プラットフォームへのシームレスな接続を保証しています。AD-FMCOMMS6-EBZは、小型フットプリントで、高度な集積化と優れた性能が求められる防衛や通信、さらには早期警報検出、気象監視、航空管制システムなどの計測機器用レーダー・システムに適しています。

     

    AD-FMCOMMS6-EBZレシーバ・プラットフォームは、デュアル16ビットA/Dコンバータ「AD9652」、高ダイナミック・レンジRF/IFデュアル差動アンプ「ADL5566」、および直交復調器「ADL5380」を組み込んでいます。これらはすべて出荷中の製品です。AD-FMCOMMS6-EBZには、包括的な設計サポート・パッケージを用意しています。このパッケージには、回路図、レイアウト・ファイル、ノイズ解析ワークシート、FPGA HDL(ハードウェア記述言語)コード、およびソフトウェア・ドライバが含まれます。

     

    AD-FMCOMMS6-EBZレシーバ開発プラットフォーム

    通常のスーパーヘテロダイン・レシーバの場合、設計者は複数回の周波数変換を行う必要があります。しかしAD-FMCOMMS6-EBZは、周波数変換がわずか1回で済むように一つのI/Q復調器でダイレクト・コンバージョンを行う、ゼロIFアーキテクチャを構築しています。これにより、レシーバの複雑さやコンバージョン・ステージの必要数を節減し、性能の一層の改善と消費電力の低減を実現します。このアーキテクチャは、イメージ除去の問題や、A/Dコンバータへの入力をフルスケールに保つためのアンプ段の追加による不要なミキシングを取り払い、さらに、I/Q変調方式がイメージ除去機能を備えているため、高価なアンチエイリアス・フィルターが不要になります。オンボード・ローカルオシレータやコンバータのクロックは、同じリファレンス信号を共用し、スミア(白飛び)現象を防ぎます。

     

    AD-FMCOMMS6-EBZレシーバ開発プラットフォームには、フルのダイレクトレシーブ・シグナル・チェーン・パスが組み込まれており、帯域幅は220MHz、パスバンド平坦性は±1.0dBとなっています。ADL5380復調器のRF入力範囲は400MHzから6GHzで、5V単一電源で動作します。ADL5566 4.5GHzデュアル差動アンプはIFやDCアプリケーション向けに最適化されており、16dBのゲインを提供します。AD9652デュアル16ビット310MSPS A/Dコンバータは業界最高のスピードで最低レベルのノイズを達成し、これまでより遠方にあるターゲットの特定が可能となります。145MHzのIFにおいて測定したSNRやSFDRは、それぞれ、64dBおよび78dBcです。さらにオンボード機能として、パワー・マネジメントやファンアウト付きクロック分配機能があります。

     

    価格と供給について

    下記表中の価格は、米国での販売価格です。


    製品
    供給 単価 パッケージ
    AD-FMCOMMS6-EBZ
    出荷中 650ドル FMC



  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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