1.65GHz対応のマルチ出力クロック・バッファ/デバイダ「AD9508」を発表
・超高速データ・コンバータのノイズ性能の最適化に向けて低ジッタ特性を実現
・通信機器や計測器、防衛用電子機器、航空宇宙用電子機器向け
2013年02月14日 - 東京
アナログ・デバイセズ社は、本日、高速動作と超低ジッタ特性(12kHz〜20MHzの帯域において41fs)、分周比の選択機能を併せ持つクロック・バッファ/デバイダIC(集積回路)「AD9508」を発表しました。1.65GHzと高い入力/出力周波数に対応します。最適なS/N比(信号対ノイズ比)での超高速なデータ変換が求められる通信機器や計測器、防衛用電子機器、航空宇宙用電子機器に向けて設計しました。このクロック・バッファは、分周比(1〜1024の範囲の整数)と位相遅延、自動同期機能をバス経由でプログラムできる4個の専用出力デバイダ(分周器)を備えています。さらにデバイダ(分周器)には、システム起動時のハードワイヤード・プログラミングに向けたピン・ストラッピング機能を用意しました。最大4本の差動出力、もしくは最大8本のシングルエンド出力に対応します。出力論理レベルは、LVDS(1.65GHz)とHSTL(1.65GHz)、CMOS(250MHz)の3つをサポートします。
1.65GHz対応クロック・バッファ/デバイダ「AD9508」の主な特長
- HSTL出力モード時のRMSジッタ:
- 41fs @ 622.08MHz(12kHz〜20MHz)
- 72fs @ 622.08MHz(20kHz〜80MHz)
- デバイダの分周比は、ピン・ストラッピング機能で1、2、4、8、16の中から選択可能
- 出力:4本のLVDSまたはHSTL、もしくは8本のシングルエンドCMOS
- 出力間スキュー:<48ps(LVDS)
- 電源電圧:2.5V/3.3V
価格、供給、および関連製品について
下記の価格は、米国での販売価格です。
製品
供給
温度範囲 1000個受注時の単価 パッケージ AD9508 出荷中 -40°C to 85°C $4.25 24 LFCSP クロック・バッファ/デバイダAD9508は、ADIのクロック発生器と高速データ・コンバータのポートフォリオを補完するものです。
- HSTL出力モード時のRMSジッタ:
- アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp
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