電力量計の磁気耐性を強化する完全絶縁型A/Dコンバータ「ADE7913」を発表

・多相電力量計測アプリケーション向け
・5kVの絶縁定格を提供するiCouplerとisoPowerを内蔵、信号と電源を完全に絶縁

2012年10月02日 - Wilmington, MA
  • アナログ・デバイセズ社は、本日、多相電力量計測アプリケーション向けに設計された、業界初の完全絶縁型A/Dコンバータ「ADE7913」を発表しました。このADE7913は、3チャンネル・シグマ・デルタA/Dコンバータ、信号ラインの絶縁と絶縁されたDC/DC電源をアナログ・デバイセズの特許技術であるiCoupler®isoPower®により提供します。センシング素子として、電流トランス(CT)の代りにシャント抵抗を使用でき、磁場による干渉や改変に対する耐性を提供するとともに、システムコストの低減とサイズの縮小を実現します。

    ADE7913電力量計測ICの特長:

    価格と供給について

    下記表中の価格は、米国での販売価格です。

    製品 サンプル供給 チャンネル構成 1,000個受注時の単価 パッケージ
    ADE7913 出荷中 1電流チャンネルで2電圧チャンネル 5.71ドル 空間距離と沿面距離が8mm超の20ピン広幅 SOICパッケージ
    ADE7912出荷中 1電流チャンネルで1電圧チャンネル 5.42ドル 空間距離と沿面距離が8mm超の20ピン広幅 SOICパッケージ
    ADE7913用評価ボード「EVAL-ADE7913EBZ」も現在提供中で、価格は350ドルです。(すべて米国における販売価格)

    ADIはまた、本日、多相電力量計測アプリケーション向けに設計された、最新式の3相電力計測と電力品質監視機能を提供する、絶縁型計測IC「ADE7978」も発表しました。

    アナログ・デバイセズ社 電力グループ担当ディレクタ、ロン・クリガー(Ronn Kliger)は次のように述べています。「これまで多相電力量計メーカは、外部磁場に弱いCTベースのアーキテクチャか、複雑でかつ機能面での犠牲を伴う個別部品によるシャント・ベースのアーキテクチャのいずれかを選択をしなければなりませんでした。それが今や、同期したA/D変換や直流電圧の絶縁機能を組み込んだ集積化部品によって、お客様は磁気干渉の影響を最小限に留め、機能が豊富で、コスト効率に優れた計量ソリューションを開発できるようになります」

    お客様の製品の差別化に貢献する、ADIの電力量計IC

    ADIの技術を採用した電力量計は世界で約5億台設置されており、業界トップクラスのシェアを得ています。ADIの電力量計ICは品質、信頼性および性能面で優れており、A/Dコンバータ(ADC)と固定機能DSPとを組み合せることで、卓越した機能と使い易さ、そして正確な測定を行います。ADIは、電力量計測、データ管理、パワー・マネジメント、ユーザ・インターフェース、RF、GSM/GPRS、さらに電力線通信ソリューションを含む計測システムのあらゆる設計課題を解決する、幅広い半導体ソリューションを提供しています。

    【詳細情報】

    • 3つの24ビット絶縁型A/Dコンバータ:1つの電流チャンネルと2つの電圧チャンネル
    • isoPower絶縁型DC/DCコンバータを内蔵
    • 1個の水晶発振子または1個の外部クロックで、最高4個までのADE7913電力量計測ICと同期可能
    • 温度センサ内蔵
    • 基準電圧とリニアレギュレータ(LDO)内蔵
    • SPIシリアル・インターフェース
    • ADIの電力量計測IC
    • ADIの電力用ソリューション
  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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