SRSが、ホーム・シアター、PC、自動車、ワイヤレス・ストリーミング対応の
SRS Circle Surround® II技術にSHARCを採用





かつてサラウンド・サウンドのオーディオを体験できるのは映画館の中だけでした。その後、マルチチャンネルのエンコード/デコード・システムが登場し、自宅で映画館並みの音質のサラウンド・サウンドを楽しめるようになりましたが、スピーカ、アンプの配線で面倒な作業をしなければなりませんでした。しかし、SRS Labs(SRS社)のCircle Surround(CS)IIエンコード/デコード技術を利用することで、これまで単純な左右のステレオ・サウンドしか提供できなかったメディア・フォーマットとA/V環境から完全なマルチチャンネルのサラウンド・サウンドを再生できるようになり、スピーカや配線を追加で購入する必要もなくなりました。



米国カリフォルニア州サンタアナに本社を置く、SRS社は、オーディオ、音声、サラウンド・サウンド、半導体アプリケーション向けのさまざまな技術ソリューションを開発し、ライセンスを提供しています。5億を超える製品が200以上のSRS技術ライセンス取得メーカーから出荷されており、その中にはエレクトロニクスやソフトウェアの市場で著名な企業も含まれています。SRSのCS IIは、TVコマーシャル、スポーツ放送、ネットワーク・ショー、ケーブルや衛星での伝送、標準的な音楽CDなどの制作,配信で瞬く間に業界標準となりました。配信はもちろん,従来の2チャンネル方式を利用し,最大6.1チャネルのディスクリート・サラウンド・サウンドを提供することが出来ます。

CSデコーディングは、ホーム・シアター、パソコン、車載用ステレオ、ワイヤレス無線ストリーミングなどの数多くの製品アプリケーションに対応しており、ユーザは旧式のVHSテープ、FMラジオ放送、ステレオ音楽CD、コンピュータ・ゲームなどのマルチスピーカ・システムを活用できます。この目的のためSRS社業界をリードするアナログ/デジタル半導体メーカーやソフトウェア・プロバイダと提携し、その技術をどの製品メーカーもすぐに利用できるようにしています。SRSのアラン・クレーマー技術・事業開発担当上席副社長(EVP)は、アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサを、プロ用オーディオ市場でも家庭用エンターテインメント市場でもCS IIアルゴリズムに最適なプラットフォームとして評価しています。

CS IIの動作
CS IIエンコーディングは、放送事業者やコンテンツ・プロバイダがインフラ設備や配信方法を大きく変更することなく視聴者にサラウンド・サウンドを提供できる、強力で汎用性に富んだツールです。オーディオ専門家のSRSツールには、アナログおよびデジタル・プロセッサと、様々なソフトウェア・プラットフォームに対応したプラグインがあります。オーディオ専門家はマルチチャンネルのオーディオ・コンテンツをCS IIで作成し、テレビ、ラジオ放送、CDなどの標準的な2チャンネル媒体を用いて配信または蓄積できます。CS IIは、モノラルやステレオ、あるいはDolby Pro Logic、Dolby Pro Logic IIサラウンド・システムなどの他のマトリックス・デコーダを含むすべての再生環境に対応します。このような柔軟性によって、放送事業者は最高品質のサウンドを視聴者に提供でき、品質は消費者が使用するデコーダにしか制限を受けません。


ハードウェア・メーカーとソフトウェア・プロバイダは、CS IIデコーダのライセンスを取得して、CS IIエンコード・コンテンツやモノラル、ステレオ、その他のマトリックス・サラウンド・フォーマットなどのオーディオ・マテリアルから最大6.1チャンネルのサラウンド・サウンドを提供する製品を開発できます。ライセンスには2つのコア・バージョンがあります。1つはホーム・シアター、PC、ワイヤレス製品向けのCS II、もう1つはCS Automotiveです。自動車環境では、フロント・スピーカをドア・パネルの下側、リア・スピーカをリスナーから離れた方向に向けて配置する必要があります。CS Automotiveはこういった自動車特有の環境下でのオーディオの課題を軽減することが可能です。

2つのCS IIソリューションには、サラウンド・サウンド体験を向上させるSRSのポスト・プロセッシングに関する
2つの特許技術が使用されています。1つは、大音響や音楽サウンドラックなどの音のために聞き取りづらくなる会話の明瞭性を改善するSRS Dialog Clarity、もう1つは、ヘッドフォンやイヤーホンなど、あらゆるサイズのスピーカに(サブウーファを必要とすることなく)対応し、スピーカ自体の低周波数性能能力を超えた低いバス・トーンをリスナーがはっきり知覚できるようにするSRS TruBassです。

SRSにおけるSHARCの役割
言うまでもなく、CS IIアルゴリズムは複雑であり、高度な数式を処理するプロセッサが要求されます。「必要としていたのは、オーディオ・フィルタを実行し、大量の乗算と除算を処理できる効率的なシグナル・プロセッサでした」とクレーマー氏は言います。「アナログ・デバイセズの32ビット浮動小数点SHARCプロセッサはうってつけでした。このプロセッサは高速で効率的です。効率性の劣るプロセッサなら、演算に手間取ってしまうでしょう。SHARCを採用したため、当社特許のオーディオ・アルゴリズムを容易に移植することができました。さらに、SHARCプロセッサの場合、余った時間で汎用マイクロプロセッサ機能を実行させることも簡単にできることがわかりました。」

アナログ・デバイセズの32ビット浮動小数点SHARCプロセッサは、コアとメモリの傑出した性能と際立ったI/Oスループット能力をバランスよく提供するスーパー・ハーバード・アーキテクチャをベースとしています。SHARCプロセッサは大量の演算を実行するリアルタイムの信号処理アプリケーションの要求を満たすだけではなく、大きなメモリ・アレイとアプリケーションに特化したペリフェラルを集積しているため、製品開発を簡素化し、市場化までの期間を短縮できます。SHARC ADSP-2126xとADSP-2136xのプロセッサ、SHARC Melody、Melody 32のプラットフォームなど、第3世代のSHARCプロセッサは、高性能化、オーディオ・セントリックのペリフェラル、新しいメモリ構成などにより、最新の業界標準のオーディオおよびサラウンド・サウンド・デコーダやポストプロセッシング・アルゴリズム(工場出荷時にプログラムしたROMでプロセッサとともに提供)に対応します。

充実したオーディオ機能
デジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)としてひとくくりにできるSHARCプロセッサのオーディオ専用ペリフェラルは、信号ルーティング・ユニット(SRU)を使用して相互接続や外部ピンへの接続ができる機能ブロックです。SRUを介して接続するペリフェラルには、最大6個の高性能同期シリアル・ポート、SPIポート、入力データ・ポート(IDP)、高精度クロック発生器、タイマなどがあります。シリアル・ポートとIDPの組合せによって、SHARCプロセッサは最大20のステレオI2Sチャンネルに対応し、最大40チャンネルのオーディオ信号を供給できます(オーディオ・アプリケーションではスピーカと入力ソースの数が増加しているため、この機能は重要です)。

その他の付加価値ペリフェラルには、S/PDIFトランスミッタ/レシーバ、8チャンネルの非同期サンプル・レート・コンバータ、著作権保護技術であるDTCP(Digital Transmission Content Protection),暗号化/復号化ブロックがあります。このようなオーディオに特化したペリフェラルを内蔵しているため、メーカーは1つのハードウェア設計を活用してさまざまなI/Oインターフェイス仕様を持つ多くの製品に対応することができます。「アーキテクチャの観点から言うと、SHARCプロセッサは当社が必要とするオーディオ機能のすべてを備えていました」とクレーマー氏は言います。「SHARCプロセッサは、簡単なA/D変換、D/A変換を提供するだけではなく、標準のオーディオ入/出力インターフェイスのすべてに対応します。」

VisualAudioは、第3世代のSHARCプロセッサに対応する新しいグラフィカル・オーディオ・システム設計開発環境です。アナログ・デバイセズのVisualDSP++統合開発デバッグ環境のプラグインとして動作し、SHARCベースのオーディオ・システムの開発を効率化します。システム開発者は、市場化までの時間を短縮し、開発リスクを軽減し、開発コストを削減できます。クレーマー氏(前述したようにSRSの技術・事業開発担当EVP)は、次のように述べています。「SHARCプラットフォームは本当に作業しやすく、コーディングも面白いので、私もやりたくなり、一部自分でも手掛けています。」

クレーマー氏によると、SRS社がアナログ・デバイセズのSHARCプロセッサを選んだ最大の理由の1つは、それが同社の顧客が望むプラットフォームだったということです。SRS社の顧客は、Marantz、Kenwood、Theta Digital、Accuphaseなど、業務用および民生用オーディオ機器の大手メーカーです。Windows Media Playerで最高帯域幅のサラウンド・サウンドを聞きたいと思っている一般ユーザであれ、最先端のデジタル・サラウンド・サウンド放送用エンコーダを探しているオーディオのプロであれ、SRSとアナログ・デバイセズなら彼らが求めるソリューションを提供することができます。アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサとSRSのCS II技術の2つがそろえば、既存のステレオ・キャリアを使用してマルチチャンネルのサラウンド・サウンドを提供する強力なハードウェアおよびソフトウェア製品を実現することができます。

CS IIの詳細についてはSRSのウェブサイトをご覧ください。

沪ICP备09046653号
感想、意見を送る X
content here.
content here.

感想、意見を送る

閉じる