パワー効率の良いワイヤレス接続を実現する無線システム・オン・チップ「ADUCRF101」を発表

● データ・コンバージョン、RF、および32ビット・マイクロプロセッサを搭載
● ワイヤレス・センサー・ネットワークへのRFの組込みを簡素化
ADuCRF101

東京 (2010年11月16日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、RF(無線周波数)送受信機能やデータ・コンバージョン、さらにマイクロプロセッサという、完全なプログラマブル無線を実現するために必要なすべての機能を集積したSoC(システム・オン・チップ)製品「ADuCRF101」を発表しました。ADuCRF101無線SoCは消費電力が低く、電気・ガス・水道などのメータや、医用遠隔測定システム、ビル自動化システム、資産管理システム、セキュリティ・システムなどの遠隔バッテリ駆動ワイヤレス・センサー・ネットワーク(WSN)アプリケーション向けに設計されています。また、この無線SoCには12ビット A/Dコンバータ(ADC)や32ビット・マイクロプロセッサ・コアに加え、オンチップSRAMやフラッシュメモリ、さらにISM帯無線トランシーバも集積されています。

ADuCRF101は単一の9mm×9mmパッケージに、コンバータや低消費電力32ビット・マイクロプロセッサ、大容量のオンチップ・メモリ、さらに高性能なRF通信機能を集積したことで、バッテリ駆動WSNアプリケーションにおいて、最高レベルの性能を発揮します。マイクロプロセッサはオープン・ソースのARM® Cortex™-M3プロセッサです。評価用のハードウェアやソフトウェア・ツールと組合せて提供することで、ワイヤレス・データ・アクイジションシステムの設計者に、設計の簡素化と開発時間の短縮というメリットをもたらします。

ADIの高精度アナログ・マイクロコントローラの製品ポートフォリオに、Cortex-M3プロセッサベースの超低消費電力のADuCRF101が加わることで、遠隔センシングや計測アプリケーションに課せられる厳しい設計要件にも対応できるようになりました。

広範囲なアプリケーションに最適な低消費電力製品
ADuCRF101は、雑音の多い環境でも、バッテリ寿命に大きな影響を与えずにデータのキャプチャや、測定、伝送を迅速に行う必要のあるアプリケーションに適しています。

アナログ・デバイセズ社 エネルギー・グループ・ディレクタのロン・クリガー(Ronn Kliger)は次のように述べています。「ADuCRF101 無線SoCにより、エネルギー計測分野の顧客に、ADIのISM帯トランシーバと顧客が選んだプロセッサを組合せた設計を行うか、完全集積SoCをお使いいただくかの選択肢を提供できるようになります。またこの製品は、単相/多層電力計用ICから多様な集積RFトランシーバまで広範な製品ラインアップをもつ当社のエネルギー製品ポートフォリオの拡充という意味でも重要な製品です。ADuCRF101は、性能要求の厳しいバッテリ駆動によるガス、水道やヒート・メーター向けのシングルチップの通信ソリューションです」

医用患者監視システム、例えばワイヤレス心電計のような患者が身につける遠隔計測モニターの場合、小型でかつ、バッテリ寿命を延長できる低消費電力という性能が求められるだけでなく、患者のバイタル・サインの通信を途切れることなく保つ性能が要求されます。ADuCRF101はこれらの要求を満たし、さらに、病院環境の外で患者を監視するプラットフォームも提供します。

ADuCRF101の詳細について
ADuCRF101の32ビット ARM Cortex-M3コアは、増えつつある様々なセンシングや計測機能のサポートに必要な処理能力を提供すると同時に、シリアル・ダウンロードやデバッグ機能、時計用水晶振動子を外付けにしたウェークアップ・タイマー機能、および8ウェイのプログラマブル分周期付き16MHz PLLの搭載が特長です。ADuCRF101は、業界最先端の干渉ブロック性能を、非常に低い送受信電流で実現しており、干渉信号が多い都市環境でもより力強い動作を実現します。

ADuCRF101は、ADIの開発ツールでサポートしています。開発ツールには、マッチング・アンテナ付き評価ボード、エミュレータ・ボード、ADuCRF101専用コンパイラ、シリアルワイヤ・プログラム・ダウンロードおよびデバッグ・サポート、さらにすべての周辺機能をサポートするCMSIS(Cortexマイクロコントローラ・ソフトウェア・インターフェース規格)準拠のソフトウェア・ライブラリが含まれています。消費電力/バッテリ寿命の計算器やRFローレベル・ドライバ、評価ツールも提供しています。

ADuCRF101 無線SoCはDASH7™をサポートしています。DASH7は、軍用のRFID向けに策定されたISO-18000-7規格に基づいた433MHz多目的ワイヤレス・センサー・ネットワーク規格の普及を促進する団体です。長距離伝送、良好な浸透、および低消費電力を特長とするADuCRF101は、802.15.4ベースのネットワークにも対応します。

ADuCRF101の主要な特長
プロセッサ 32ビットARM Cortex-M3プロセッサ・コア
メモリ 最高128 Kバイトのフラッシュメモリ、16 KバイトSRAM
トランシーバの周波数 862~928MHz、431~464MHz
データレート 1~300 kbps
送信パワー -20~+12 dBm
電力効率 トータル6個のスリープ・モード
SRAMコンテンツ復帰を含むリープ・モード電流:1.6μA
動作電流 送信モード:8.7~32mA
受信モード:12.8mA
変調方式 2 FSK/GFSK/OOK/MSK/GMSK
受信回路の感度 38.4kbpsで –107.5dBm
干渉除去 38dB隣接チャンネル
(チャンネル間隔500kHz、IF帯域幅300kHz)

供給、価格、関連製品について
下記表中の価格は、米国での販売価格です。

製品 サンプル供給 フラッシュ/SRAMメモリサイズ 1,000個受注時の単価 パッケージ
ADuCRF101BCPZ64 出荷中 64/8 Kバイト 4.05ドル 64ピン LFCSP
9mm×9mm
ADuCRF101BCPZ128 出荷中 128/16 Kバイト 4.05ドル 64ピン LFCSP
9mm×9mm

ADuCRF101無線SoCは、「ADF7020」、「ADF7021」、「ADF7022」、「ADF7023」、「ADF7025」、および「ADF7242」を含む、ADIの集積ISM帯シングルチップRFトランシーバと組み合わせて使うと効果的です。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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