ミックスド・シグナル・フロントエンドIC「AD9963」と「AD9961」を発表

ワイヤレス通信基地局やポータブル無線機器の消費電力と回路基板スペースを低減
AD9663_61

東京 (2010年08月20日) - アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、ワイヤレス通信基地局やポータブル無線機器向けに、消費電力とボードスペースの低減を可能とするミックスド・シグナル・フロントエンド(MxFE)IC「AD9963」(12ビット)と「AD9961」(10ビット)を発表しました。この新しいMxFE製品は、競合製品では外付けとなっている構成も取り込むと共に、低消費電力も実現しています。その結果、消費電力を40%、またプリント回路基板面積を25%削減することが可能です。AD9963とAD9961は、小型でかつ、二つの送信および受信機能を必要とするフェムトセルおよびピコセル基地局など、コストが重要課題となるワイヤレス通信基地局やポータブル無線機器に特に適しています。

ADI プロダクト・ライン・ディレクタ、クリス・ジェイコブス(Chris Jacobs)は次のように述べています。「当社が新たに投入したMxFE製品は、小型のワイヤレス通信機器の設計を行うRF設計技術者に、低消費電力と部品点数の削減というメリットを提供します。また、このフロントエンドIC製品は、送受信パスを統合していることから、設計の簡素化にも貢献します。さらに、コスト面での厳しい要求にも適合しながらも、業界をリードするダイナミック・レンジを持つ、最新のデータコンバータ製品です」

AD9963/1ミックスドシグナル・フロントエンドの重要特長とメリットについて 12ビットのAD9963と10ビットのAD9961は、ピン互換の低消費電力のMxFE製品で、両製品ともサンプルレートが最高100MSPSのADC(A/Dコンバータ)チャンネルが2個、サンプルレートが最高170MSPSのDAC(D/Aコンバータ)チャンネルが2個集積化されています。この新しいMxFE製品は、競合デバイスよりも10dBも良好なACLR(隣接チャンネル漏れ率)を可能とするとともに、消費電力の低減とフィルタリング特性における規格の緩和も実現します。

両製品は、フレキシブル・クロッキング・オプション付きのデジタル・インターフェースも搭載しています。また、12ビットDACが2個、10ビットDACが2個、そして12ビットADC1個で構成される、5個の補助アナログ・チャンネルも内蔵しています。このADCは、装置内部および外部の複数のポイントでの測定監視に使うことができます。送信パスは1x、2x、4x、および8xインターポレーションを内蔵し、受信パスはバイパス可能な2xデシメーション・ローパス・フィルタを内蔵しています。AD9963は、補助LDO(ロー・ドロップ・アウト)ボルテージ・レギュレータも内蔵されていますので、単一電源で駆動することができるため、外付け部品点数をさらに削減することが可能です。

AD9963とAD9961 の主な特長とメリット

  • SNR(S/N比)=66.5dB
  • ACLR(隣接チャンネル漏れ率)=72dBc
  • 消費電力=425mW(最高サンプルレート時)
  • 送信パスの消費電力=100mW以下(1.8V、170MSPS時)
  • 受信パスの消費電力=350mW以下(1.8V、100MSPS時)
  • スリープおよびパワーダウン・モード
  • 全二重および半二重データ・インターフェースをサポート

高集積化したこのMxFE製品とADIの3Gマルチバンド・トランシーバ「ADF4602」、RMSパワー・ディテクタ「ADL5501」、さらに、「ADL5320」、「ADL5542」、「ADL5601」などのRFアンプと組合せることで、フェムトセル無線装置を開発することができます。

価格と供給について
下記表中の価格は、米国における販売価格です。

製品 サンプル出荷 分解能(ビット) 消費電力 1000個受注時
の単価
パッケージ
AD9963 出荷中 12 425mW 29.50ドル 72ピン LFCSP
AD9961 出荷中 10 425mW 25.75ドル 72ピン LFCSP

アナログの世界とデジタルの世界を橋渡しするデータ・コンバータ
今日、数え切れないほどのエレクトロニクス・システムにおいて、アナログとデジタルの世界を橋渡しするために高性能信号変換技術が欠かせないものとなっています。その高性能信号変換技術のサプライヤとして最も多く選ばれているのがアナログ・デバイセズです。ADIのコンバータ製品は、業界をリードするA/Dコンバータ(ADC)とD/Aコンバータ(DAC)製品群を備えており、産業用および計測機器、医用機器、自動車システム、通信インフラストラクチャや民生用電子機器で求められるサンプリング・レート、精度、低ノイズ、低消費電力、低価格、および小型パッケージ・サイズを特長としています。オンライン評価ツールは、お客様が最適なデータ・コンバータの迅速な検証、選択、設計を行うのを助け、設計の複雑さを低減し、開発スケジュールを短縮して材料コストを削減します。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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