東京 (2009年01月27日) -
アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、RFシステムの設計を大幅に簡素化する、ダウンロード可能な2つのソフトウェア・ツール「ADIsimRF」と「ADIsimPLLバージョン3.1」の供給を開始したことを発表しました。ADIsimRF™設計ツールにより、カスケード接続におけるゲイン、雑音指数、消費電力などRFシステムのさまざまなパラメータを簡単に計算することができます。ADIsimPLL™バージョン3.1開発ソフトウェアは、ADIの代表的なフェイズ・ロック・ループ(PLL)の回路設計と評価ツールの新しいバージョンで、ユーザが、ADIのPLLシンセサイザ・ファミリーを用いたRFシステムの評価、設計、トラブルシューティングを行うのを支援します。ADIsimRFおよびADIsimPLLバージョン3.1の両設計ツールとも、ADIのウェブサイトから無償でダウンロードできます。
ADIは、アンテナからプロセッサまでをカバーする、すべての主要なRF/デジタル機能ブロックの業界唯一のサプライヤで、その広範囲なRF IC製品群をサポートする総合的な設計ツールを提供しています。RFシステムの設計は、きわめて複雑で時間のかかる工程ですが、ADIの設計ツールにより、全体的なRF/デジタル設計業務の簡素化、高速化、高精度化、高ロバスト化が可能になり、設計におけるリスクが低減されます。
ADIsimRFについて
ADIは、有線通信機器や無線通信機器の設計において、性能の改善と、開発の簡素化を支援する革新的なツールを設計者に提供することに注力していますが、設計ツールのラインアップに加わった最新版ADIsimRFも、ADIのこのコミットメントを強化する設計ツールです。ADIsimRF設計ツールは、RFシグナル・チェーンで、カスケード接続におけるゲイン、雑音指数、IP3、P1dBや全消費電力などの最も重要なパラメータの計算を行います。計算機能では、送信モードと受信モードを簡単に切り替えられます。その際、計算およびデータ入力は入力参照方式となります。設計者は、最高15段までのステージ変更が可能で、追加のステージは、シグナル・チェーン内の任意の点に挿入することができます。さらに設計者は、個々のステージを一時的に無効にし、そのデータの除去や、ステージ全体の除去を行えます。ADIsimRFは、ADIの多くのRF ICの組込みデータも内蔵しています。設計者は、プルダウン・メニューを用いて、このデータに容易にアクセスすることができるため、面倒なデータ入力が不要になります。またツールには、部品選択を支援するためのデバイス・テーブルも内蔵されています。詳細情報については、こちらのウェブサイトをご覧下さい。
ADIsimPLLバージョン3.1について
新しいADIsimPLLバージョン3.1設計ツールは、これまでのリリース版と完全互換になっているので、PLL/シンセサイザ開発工程で、時間のかかる反復過程が不要になり、製品のより迅速な市場投入が可能になります。ADIは、無線基地局、LAN、携帯電話端末やPDA、ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス、産業用および計測機器、試験用機器、衛星、ソナーやCATVのようなアプリケーション向けに、同社の「ADF4xxx」シンセサイザを発売してきました。ADIsimPLLバージョン3.1設計ツールは、高集積の「ADF4350」、「ADF9010」、「ADF4360-9」や「ADF4157」をはじめとするADIの最新のPLLシンセサイザをサポートします。さらに設計ツールには、分数Nスプリアス・ノイズ推定に対する新しいシミュレーション機能も含まれています。この機能は、フラクショナルNスプリアス・ノイズの振幅やオフセットの初期評価を行います。また、ユーザが、スプリアス振幅を設定するパラメータを、さまざまなループ・フィルタの選択に応じて調節できるので、RF設計者は、システムにおけるスプリアス・ノイズの影響をさらに改善するための測定結果を取り入れることが可能です。ADIsimPLLバージョン3.1では、新しいVCOライブラリの提供や既存の部品ライブラリの改善など、部品ライブラリも強化されています。また、新しいループ・フィルタ回路トポロジーや、チップ選択アルゴリズムとパワーアップ・シミュレーションの改善も特長としています。詳しくは、こちらのウェブサイトをご覧下さい。
ADIのRF ICの詳細情報については、こちらのウェブサイトをご覧下さい。
全てのRFシグナル・チェーンをカバーするADIのRF IC製品群
ADIは、設計スキル、システムに対する理解、そしてプロセス技術を活用して、あらゆる主要RF/デジタル機能ビルディング・ブロック向けにRF ICを提供する、唯一のシングルソース・プロバイダです。フル・スイートの設計ツールに補完されたRF機能ブロックには、ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)、フェイズ・ロック・ループ・シンセサイザ(PLL)、TruPwr™と呼ばれるパワー・ディテクタとログアンプ、X-Amp®に代表される可変ゲインアンプ(VGA)、パワーアンプ(PA)やローノイズアンプ(LNA)などのRFアンプ、ミキサー、ダイレクト・コンバージョン変調器と復調器が含まれています。詳細情報については、こちらのウェブサイトをご覧下さい。
アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp
ADIsimRFおよびADIsimPLLは、アナログ・デバイセズ社の商標です。