一緒に学ぼう!
石井聡の回路設計WEBラボ

アナログ/ミックスド・シグナル回路設計について、業界の第一線で活躍する石井 聡が、ノウハウやテクニカルな情報満載の内容でお届けします。

現代のミックスド・シグナルやデジタル回路など広範な電子回路設計分野において、アナログ回路技術の知識は「物理的ふるまいをする回路を制す」ために必須なものです。

この回路設計WEBラボでは、回路設計・回路理論などの考え方、いろいろな実験結果や私がこれまで経験したことなど、アナログ電子回路技術から始まり、硬軟おりまぜて広範な話題をお届けします。

アナログ・デジタルを問わず、またソフトウェア開発などの方も、多岐の分野のエンジニアの方々のご参考になる、そして息抜きとしてもお楽しみいただけるものと思います。

石井 聡について




※ミックスド・シグナルとは、アナログとデジタルのシグナル(信号)が混在したシステムや回路のこと。ミックスド・シグナル回路設計、ミックスド・シグナルICというようにも用いられる。

最新のコンテンツ

  2017年9月の技術ノート コンテンツ
 
 

 TNJ-031:低周波アナログ回路の VGA ゲイン設定を上げると

なぜか実ゲインが低下する

私が以前作ったアナログ回路プリント基板は、LNA( Low Noise Amp)にAD8092、VGA(Variable Gain Amp)にAD603が用いられたものでした。この技術ノートではそこで発生した「不具合」のお話しと、それをどのようにトラブルシュートして修正を施したかという話題をご提供します。低周波回路であったにもかかわらず、高周波回路で良く遭遇する「異常発振」が原因だったという、結構おどろくような話しでありました。


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2017.9.5更新

 

  2017年8月のビデオセミナー コンテンツ
 
 

 WCJ-019:アンプとADCとを適切にインターフェースする技法

 (後編:キックバックの抑制とSFDRの向上)

「アンプとADCとを適切にインターフェースする技法」の後編として、最後のセッションになります。ここではADCで生じるキックバックというものを紹介し、キックバックがAD変換に対してどのような悪影響を及ぼすかを説明していきます。そしてキックバック抑制方法としてのコンデンサの適切な接続方法、それをアンチエイリアス・フィルタとどのように結合していけばよいかも説明します。またADCのドライブとインピーダンスマッチングについても言及し、これとフィルタリングとをまとめて、全体としてどのように回路を構成していけばよいかについても説明します。


WCJ019
2017.8.7更新

 

  2017年7月のビデオセミナー コンテンツ
 
 

 WCJ-018:アンプとADCとを適切にインターフェースする技法

 (中編:最適なパッシブフィルタの実現)

3本に分かれて解説していくインターフェース技法の中編になります。前編で紹介したエイリアシングという問題点を最適な信号のフィルタリングにより軽減し、最適な信号再生を実現するという視点で説明していきます。まずは各種のフィルタ・トポロジーについて紹介し、それぞれのメリットやデメリットを示していきます。つづいて数表を用いたフィルタ設計技法についてご紹介し、引き続き「フィルタ設計に関する話題」としてパッシブLCフィルタをCADで合成するツールの話題などを説明していきます。


WCJ018
2017.7.3更新

 

 

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アナログ電子回路設計技術ノート

2017年5月1日公開

 

これまでのふたつの技術ノート、TNJ-028(前編)ではトランスのM結合の測定方法の理論的な面と確認のシミュレーションについてご説明し、TNJ-029(中編)ではローコストLCメータのしくみと、その性能を調べたりノウハウや関連情報もご紹介してきました。この技術ノートではトランスのM結合の測定方法の理論的な面を、ローコストLCメータで実際に測って検証してみたという内容です。精巧に相互が合致したというお話しです。

2017年4月3日公開

 

ひとつまえの技術ノートTNJ-028 ではトランスのM結合の測定方法について、その理論的な面とそれを確認するためのシミュレーション結果をご説明しました。この中編では、TNJ-028で見てきた理論的な点を、私が購入したローコストLCメータで実際に測って検証するための「予備実験」という内容です。LCメータの購入の顛末、そしてそこで実現されている測定の原理や、関連情報もご紹介していきます。

2017年3月6日公開

 

トランスは最近、電源回路だけではなく、差動信号などでの広範な設計・応用もあります。しかしその考え方は意外と難しく、たとえば一次、二次の自己インダクタンスL1、L2、そして相互インダクタンスMはどうやって測ればよいでしょうか。この三部作の前編では、それらの理論的な側面を説明し、ADIsimPEを用いてシミュレーションでその測定方法を検証してみます。

2017年2月6日公開

 

回路を直流的に絶縁するアナログ・デバイセズの高速デジタル・アイソレータ「iCouplerADuM4402CRIZ (90Mbps品)の性能がどんなものか実験してみました。高速信号の測定方法も解説しています。またiCouplerは「トランス構造」ですが、同じ「トランス」でも日本一大きい、東京電力新榛名変電所の100万V実証試験設備もご紹介しています。

2017年1月10日公開

 

寒い朝、私個人のPCの電源を入れたら起動しません。そう、PCの電解コンデンサの故障なのでした。私も「電気屋のはしくれ」。自分で修理をしてみようと思いたち、また無駄な時間を消費してしまうことになるわけでした。この技術ノートでは、この「修理物語」のお話と、コンデンサの電気的特性について技術的に突っ込んだ話題をご紹介してみたいと思います。

2016年12月5日公開

 

「とあるプロジェクト」の仕込みを行うために、超高速PECL(Positive Emitter-Coupled Logic)出力のコンパレータ ADCMP553の特性を実験してみました。この技術ノートでは、高速な回路での性能の出し方や測定の方法、そしてコンパレータの原始回路である差動回路を用いて、レベル変換回路を実現してみた話題を説明していきたいと思います。

2016年11月7日公開

 

下記のTNJ-022, TNJ-023で「飛び込みや迷結合の問題」ということをお話させていただきましたが、その問題は主に「コモンモード(同相モード)の飛び込みや迷結合」が原因です。しかしコモンモードが余計な成分となってしまうコモンモード・ノイズのしくみは、なかなか理解できないところではないかと思います。この技術ノートでは、このことについて考えてみたいと思います。

2016年10月1日公開

 

CQ出版社から「すぐ使えるディジタル周波数シンセサイザ基板[DDS搭載]」という本を2012年9月に上梓しました。私はその執筆・開発プロジェクトの中で、主に94.5dBの減衰量をもつ30MHz広帯域アッテネータを担当しました。この後編では、試作基板の特性確認、最終形となる基板のCAD設計と評価、そして性能の最適化などの話題をご説明していきます。30MHzで-94.5dB、さて「高い周波数で高減衰」か、はたまた「チョロイ」か…。思いをはせながらご覧いただければと思います。

2016年9月5日公開

 

CQ出版社から「すぐ使えるディジタル周波数シンセサイザ基板[DDS搭載]」という本を2012年9月に上梓しました。私はその執筆・開発プロジェクトの中で、主に94.5dBの減衰量をもつ30MHz広帯域アッテネータを担当しました。この技術ノートでは、この94.5dBステップ・アッテネータ回路の実験・試作ネタ(エンジニア的にはこれを「遊び」という場合もあります)をご紹介します。この前編では、構想段階から、周波数特性の改善検討、試作基板を組み上げたあたりまでご説明します。と言っても、周波数特性の改善検討が「休むに似たり」だったことを、つづいて次の後編でご説明していきます。

2016年8月1日公開

 

異なる、でも似たような、ふたつのご質問「反転アンプで減衰型を構成した場合に、出力で得られるノイズ・レベルをどう考えるか?」、「差動アンプで減衰型を構成した場合に、得られる位相余裕をどう考えるか?」をいただきました。「減衰構成」とした場合に、G = 1の回路より「出力ノイズ量は低くなる」はずは無いと直感的に感じるものと思います。「位相余裕」はどうなるかについても、はたと行き詰ってしまうのではないでしょうか。この技術ノートではそのあたりを考えてみたいと思います。また関連した話題として、非反転増幅と反転増幅の周波数特性の違いについても考えてみます。

2016年7月4日公開

 

超高速DACのAD9789の評価ボードの基本動作とソフトウェアの使い方を理解するために、スペアナを接続して実験を行いました。本来のスペクトルがだ いたい得られたのですが、なぜか変な、小さいスプリアスがキャリアの近傍に出ています。外部からの混入だということは目星をつけられました。しかし「東京 タワーの近くとはいえ、FM東京の80.0MHzではないしねえ…」と、「これはなんだろう?」と考えていました。そしてそれが何の放送波かを見つけ出 し、そのスペクトルを測定し、それが観測された原因を考察してみました。

2016年6月6日公開

 

またアマチュア無線をやりたいと思っています。それも全てを自作で作って。そんな想いから「1kWのリニアアンプは送信電力以上にロスになる消費電力が大きいので、SSB(シングル・サイドバンド)変調送信時に電源回路からリニアアンプに加える電源電圧を、包絡線追従型にしたらどうか?そうすれば電力効率を改善できるのではないか」と考え始めたのが、この「B級増幅回路の電力効率を式で求めてみる」検討の始まりでした。

2016年4月28日公開

 

一般的に2次系帰還回路において、周波数特性と位相特性、そしてオーバーシュートは、相互に関係しているものとして、回路検討・回路評価に用いられます。果たしてこれは「位相余裕=オーバーシュート量」…「必ずそうなる」と言い切れるでしょうか。
この疑問について、いろいろ検討していった結果がこの技術ノートです。検討を終えて最後に考えなおしてみれば、「当たり前といえば当たり前。よく考えれば当然」な答えだったのですが…、それが意外と深い話なのでした。

2016年1月6日公開

 

「スイッチのチャタリングはアナログ的振る舞いなのか?」という疑問もあるかもしれませんが、アナログ・チックだろうという考えのもと、ここで話題としてみます。
この技術ノートでは、スイッチのチャタリング対策(「チャタ取り」とも呼ばれる)について、電子回路の超初級ネタではありますが、デジタル回路、マイコンによるソフトウェア、そしてCR回路によるもの、これら3種類を綴ってみたいと思います。

2015年12月1日公開

 

AD5611という10bit DACがあります。小型の6ピンのパッケージで「nanoDAC」と呼ばれていますが「プチDAC」という感じです。謎の一石二鳥をめざし(笑)、これをFPGAから駆動させてみます。技術ノートの後半では、そのRTLも公開しています。このDACを用いたΣΔ変調に関するアイディアもプチ紹介しています。

2015年11月2日公開

 

ADCやDACは実時間連続信号と離散信号(デジタル値)の間で変換動作がなされています。この技術ノートでは、それぞれの時間軸波形と周波数スペクトルとの関係について、理論的な考え方を説明していきます。考え方の基本は「畳み込み」というものです。あわせてADCのクロック・ジッタとSNR(Signal to Noise Ratio; SN比)の関係がどうなるのかと、DACのクロック・ジッタとSNRの関係がどうなるのか、こんな話題も考えてみたいと思います。

2015年10月2日公開

 

アナログ・デバイセズではナイキスト周波数を超えたところでもD/Aコンバータ(以下DAC)が十分な出力レベルを得られるようにするために、DAC出力をスイッチ(変調)する「MIX MODE」という機能を持つ製品があります。通常であればDAC出力は、サンプル周波数fs[Hz]で出力レベルがゼロとなるsinc関数特性になりますが、このMIX MODEでは、なんと!そこでレベルが最大になります。この技術ノートでは、この周波数特性のカーブがどんな成り立ちで出来上がっているか、数式的にどのように表されるのかを考えてみます。

2014年11月4日公開

 

SPICEシミュレーションで高速差動アンプが発振し、その理由が負性抵抗だったという話について説明します。群馬大学の(業界でも著名な!)遠坂客員教授がご指導されている同大学、山越研究室の学生さんが、ご研究に使用される予定の高速差動アンプ(Diff Amp)を試作していました。しかし「OPアンプ3個構成でシミュレーションで発振してしまうのだが…」というメールをいただきました。そのやりとりのようすを途中の解析などを含めて、ドキュメンタリータッチでご紹介させていただきたいと思います。

2014年10月10日公開

 

とあるところで、複数の遅延した信号同士が足し算されたようすをシミュレーションで示す必要性があったため、ADIsimPE(ADI simulator Personal Edition; 新しいアナログ・デバイセズのSPICEツール)でシミュレーションしてみた結果をご紹介します。「どうやって遅延した信号を作るか?」はSPICEの「伝送線路」(Transmission Line)というモデルで遅延信号の系を実現可能です。このニッチな(でも興味深い)話題をご紹介します。なおADIsimPEはSIMetrixベースなので、SIMetrixでも同じように実行できます。

2014年8月22日公開

 

アナログ・エンジニアが好んで使う「無垢基板」を使って回路を試作してみたようすを、加工方法なども含めてご紹介します。ここではこの無垢基板をベタ・グラウンドとして使用します。アナログ回路は「安定したグラウンド」が大切です。ワイヤを使ってグラウンドを手配線すると、どうしてもインダクタンスの問題が生じてしまいますので、このような形が良いといえます。周りにアナログ回路ご専門のエンジニアの方がいらっしゃらない方などにとっては、ご参考になろうかと思いましたのでご紹介します。また回路にはランダムビットを生成できるPRBS-16も実装しましたので、このRTL(VHDL)のコードも合わせてご紹介いたします。

2014年5月26日公開

 

超ローノイズOPアンプAD797を2個使って2段アンプを作ってみました。AD797は最新のアンプではありませんが、現在でも最高レベルのローノイズな特性を持っている高性能なOPアンプです。とはいえこの2段アンプ回路は、特に深く考えずに、適当に電卓ポンポンと計算して、適当に作った回路です。そこでこの回路の周波数特性とノイズ特性を実際に測定して、理論値とどれほどの差異があるかを検証してみたいと思います。またノイズ特性の実際の測定方法についてもご紹介します。

2014年2月17日公開

 

AD8021という「高速め」なOPアンプを使って、入力容量の非常に小さい2チャンネルの低入力容量アンプ回路をバラックで作ってみました。AD8021はアンプ自体の入力容量がかなり小さく、一方で電源電圧範囲が最大±12Vととても広い「稀有(けう)」なアンプです。このアンプ回路を試行錯誤のうえで(バイアス電流の見誤りとか…)、なんとか1pFの低容量実現までこぎつけたストーリをご紹介します。アナログ・デバイセズの低入力容量OPアンプ製品群も表で多数紹介しています。

2014年1月20日公開

 

FFTでは窓関数を用いることが一般的です。これについて「正弦波周期の途中でサンプリングが『窓関数なしに』打ち切られるとFFT結果がおかしくならないか?」というご質問をいただきました。この答えは「たしかに打ち切られるケースではスペクトルはおかしくなる」ということなのでした。とはいえこれを検討していく過程は、まさにデジタル信号処理理論の奥底をのぞきこむような興味深い話なのでした。

2014年1月6日公開

 

技術ノート TNJ-005 「ロー・ノイズOPアンプの性能をSPICEで最適化してみる」では、NI Multisim活用の応用編として、ロー・ノイズOPアンプAD797を用いたノイズ解析を説明してきました。実際問題として、設計する(ノイズ特性の最適化が必要な)回路に対して適切なOPアンプを選定する必要があります。OPアンプごとで電流性・電圧性ノイズのレベルが異なりますので、どのような用途にどのようなOPアンプが良いかを適切に選定しなくてはいけません。またアンプをカスケード(直列)に接続する際に、どのようなところに注意を払えばよいかも注意する必要があります。この技術ノートでは、そのあたりの話題を掘り下げてみたいと思います。また電圧性ノイズ、電流性ノイズの小さいアンプも表で紹介しています。

2013年12月4日公開

 

負荷条件に不安定領域のあるLDOを用いた電源回路設計では、バイパス・コンデンサにセラミック・コンデンサだけを用いた場合、不安定な動作に陥らないように注意が必要です。LDOが異常発振を引き起こしてしまうことがあるからです。とあるディスカッションの中で「LDOの不安定性を検討するうえで、抵抗とコンデンサを並直列変換して考えてみると…??」という話題がありました。このことをSPICEシミュレータ、NI Multisimで見ていきたいと思います。なお単にAC解析で解析するのではありません。NI Multisimに付属しているPost Processorという機能(この機能はかなり便利です!)を使って、解析していきたいと思います。

2013年11月1日公開

 

技術ノートTNJ-004では、ノイズ・フリーな理想アンプを用いて抵抗から発生するサーマル(熱・ジョンソン)ノイズについて考えてみました。この技術ノートでは、実際のロー・ノイズOPアンプ「AD797」を使ってSPICEシミュレーション上でノイズ特性の最適化をしてみます。ノイズ源が電圧性ノイズと電流性ノイズに分けられ、それがどのように出力にノイズとして現れるかをシミュレータを使って詳しく解説します。AD797は最新のデバイスではありませんが、今でもトップ・クラスのロー・ノイズ性能をもっているものです。当然、ここでの考え方は他のOPアンプにも応用できます。

2013年9月10日公開

 

なかなか理解が難しい、抵抗体から発生する「ホワイト・ノイズ」の回路上での振る舞いについて、基礎理論とNI Multisimでのシミュレーションについて、それぞれの関係を考えてみます。とくにSPICEシミュレーションでノイズ解析をどう行うかも理解できます。そしてそれがOPアンプなどと組み合わされたときの考え方の基礎を知ることができます。

2013年7月19日公開

 

「アンプのTwo Tone 3次歪はdB比で1対3で上昇していくが、さて5次歪みは一体どうなる?」これをNI Multisim Ver.10でシミュレーションで計算してみました(現バージョンではPro Editionで計算可能)。複雑かつ興味深いうごきをする5次歪みのようすを確認できたことをご紹介します。

2013年6月19日公開

 

OPアンプのループを開いたときの利得(オープンループ・ゲイン/開ループゲイン/一巡伝達関数などとも言います)のSPICEシミュレーションでの確認方法について、理論的な考え方も交えて説明します。理論的に示すため、OPアンプは理想モデルを使っています。この方法により、アンプの安定性の確認なども可能です。NI Multisim ADI Editionの機能のご紹介もしています。

2013年6月19日公開

 

低周波発振回路であるWienブリッジ発振器というものがあります。お遊びがてらWienブリッジ回路の製作と、いっぽう真面目に発振原理の解説を実験と理論計算を交えておこなってみました。発振の仕組みと発振が安定して継続する仕組みがご理解いただけるものと思います。なお「発振を安定させる」ものとしてランプを用いていますが、これが簡便かつ便利な一方で、かなりの曲者でありました…。

電子回路設計ビデオセミナー

2017年6月5日公開

 

この「アンプとADCとを適切にインターフェースする技法」のセッションは、3本に分かれて解説していくもので、この「前編:ADCインターフェースの基本」はその最初のセッションです。ここではまず、ADC入力回路の2種類のアーキテクチャについて紹介し、それぞれをドライブするうえでの注意点や問題点について考えていきます。つづいてバッファ無し入力回路構成のADCをドライブするADCドライバの考え方と必要性について説明します。そしてAD変換で生じるエイリアシングという考え方(問題点)を紹介し、中編でのフィルタリングの話題につなげていきます。

2016年4月4日公開

 

PLL(位相ロック・ループ)の理論的な解説の最終回(その3)です。ここではPLLの位相雑音を詳しく見ていきます。このPLLの理論の3回シリーズでは、PLLとOPアンプを「自動制御システム」という視点で比較してきました。PLLの位相雑音の考え方も、OPアンプで発生するノイズを考えていくアプローチとまったく一緒です。そこでPLLでの位相雑音の主要因であるPFDノイズとVCOノイズについて、OPアンプのノイズモデルと対比して考えていきます。最後には実際に組んでみた回路で理論考察と比較してみます。

2016年3月1日公開

 

PLL(位相ロック・ループ)の理論的な解説の第2回目(その2)です。その1ではOPアンプとの比較を行いましたが、自動制御システムとしてPLLを考えると、VCOが90°位相遅れ系(完全積分系)になるため、安定に動作させるには「対策(処置)」が必要になります。
その対策が、PLLで用いられる「ループ・フィルタ」です。このセッションでは、ループ・フィルタに進み要素を入れて帰還系を安定化する、という点をじっくり説明していきます。
帰還系の位相補償という視点では、OPアンプでの動作安定化にも応用できる技術です。

2016年2月2日公開

 

PLL(位相ロック・ループ)の理論は、いろいろな書籍を読んでも、なかなか理解が難しいものかと思います。この技術的な側面をOPアンプとの比較で理解してみたいと思います。
今回は「その1」として、まずPLLを「位相を制御する自動制御システム」としてモデル化してみます。つづいてPLLとOPアンプを「自動制御システム」という視点で比較してみます。
※このビデオは3回のシリーズになっています。

2015年9月7日公開

 

PLLシステムを構築して動かしてみると、なかなか目的の動作をしてくれないということが往々にしてありがちです。たとえばPLLがロックしない、ロックが時々はずれる、ノイズっぽい、リファレンス・リークが大きいなどというトラブルがあるでしょう。このセッションではこれらのトラブルの原因と解決方法を説明しています。また部品選定やレイアウト改善で特性を改善することや、SSBノイズレベルを低くしたいときの方法、ロックアップを高速にしたいときの方法を解説し、フラクショナルN PLL特有の問題点についても説明します。

2015年8月3日公開

 

アナログ・デバイセズではPLL製品の設定や回路定数を自動計算してくれる、ADIsimPLLというツールを用意しています。ホームページからダウンロードすることができます。このセッションでは、PLL設計における設定パラメータと重要な特性についてまず解説し、次にADIsimPLLの使い方、そしてADIsimPLLを使って実際にPLLを設計してみるようすを実際にADIsimPLLを動かしながら体感してみます。またPLL技術で実現されているクロック製品(AD95xxシリーズ)で活用できるツール、ADIsimCLKの使い方についても言及します。

2015年7月1日公開

 

目的の周波数を発生させるPLL回路技術を理解する3部作です。その1ではPLLの用途や基本構成について説明します。具体的には基本的な内部構成としての、VCOとN分周カウンタ、PFD(位相比較器)とチャージ・ポンプ、ループフィルタなどを説明します。また、PLLの周波数構成の方法として、インテジャーNとフラクショナルNという二つの方式がどのようなしくみなのかを、基礎的な説明として解説します。

2014年7月26日公開

 

前編に引き続き、高速デジタル・データ伝送について解説します。差動データ伝送の特性が良好な理由を、より詳しく解説します。また差動データ伝送のためのプリント基板や、信号終端の考え方を説明します。なお弊社代理店の株式会社エルセナのサイトに、高速デジタル信号伝送の権威、碓井有三氏(同社技術顧問)による信号伝送の技術解説もありますので、本編の説明と合わせてこちらも是非ご覧ください。お勧めです。

2014年6月30日公開

 

現代のコンバータ回路設計は、変換速度の高速化に伴い、バックエンドとして接続するFPGAとのデータ伝送設計も難易度が高くなってきています。このスライドでは、前編としてデジタル・データの伝送技術について重要なポイントを解説します。とくに「高速信号は反射する」ということを知っておくことが重要です。伝送と反射をイメージで理解するデモも用意しました。この反射のようすをTDR測定で観測して動きを理解し、差動データ伝送が適切な理由や、FPGAとの接続について解説します。

2014年4月25日公開

 

アナログ・デジタルどちらも必要となってきた「ハイスピード・システム」の設計における基本的かつ非常に重要な概念を詳しく説明します。ここでも「電圧と電流が伝送線路内を波として伝わっていく」という理解が重要で、これもイメージ実演も交えて説明します。このイメージが分かれば、続いて説明する「伝送線路と特性インピーダンス」そして「反射係数」を簡単に理解することができます。また低雑音設計で重要なNF(ノイズ・フィギア)の考え方や、実際のデータシートを引用した用語の意味合いなども後半でご説明します。

2014年3月31日公開

 

システムの高速化によりだんだんとアナログ信号の周波数も高速化しています。「ハイスピードは自分とは別世界、関係ない」と思っている方も多いかと思いますが、数10MHzを超えるあたりでもこの「ハイスピード回路」としての知識が必要になってきます。ここではまず前編として、デシベル(dB)とdBmの考え方やそれが使われる応用について説明します。ハイスピード回路では信号源抵抗と負荷抵抗があり、これを基準にdBmを表しますが、このようすを基本クイズで考えてみたいと思います。また後編へのつなぎとして「電圧と電流が伝送線路内を波として伝わっていく」ことをイメージ実演も含めてご説明します。

2014年2月3日公開

 

FPGAが、そしてデジタル信号処理自体が高速になるにしたがい、ミックスド・シグナルでのデータ・コンバータ設計で注意すべき点が増えてきます。意外と注意が払わられないこと、そして概念の理解が難しいことのひとつが「クロッキング」の問題ではないでしょうか。このセッションでは、クロック・ジッタの考え方を時間ドメイン・周波数ドメインから理論的な視点も含めて詳しく説明し、ミックスド・シグナルでのシステム・クロッキングに対する適切な設計アプローチを詳しく説明し、また最適な製品などもご紹介します。

2013年10月2日公開

 

基礎編」で理解したノイズ理論とノイズ解析シミュレーション方法を利用して、実際の高性能ロー・ノイズOPアンプAD797を用いて、シミュレーションによる解析と実際に回路を組んでの測定結果の比較を行います。シミュレーションと実測をどう取り扱っていくかが理解できます。またノイズ問題に関連した話題もあわせて説明します。

2013年8月22日公開

 

OPアンプ回路で最適なロー・ノイズ特性を実現することは、難易度の高いアナログ回路テクニックのひとつです。この「基礎編」セッションでは、ホワイト・ノイズの理論的な考え方を説明し、NI Multisimを用いたSPICEシミュレーションでのノイズ解析の方法を示します。またOPアンプのノイズ・モデルの考え方を説明し、「実践編」につながる基礎的な理解を醸成します。

2013年6月19日公開

 

「設計したアンプが異常発振してしまったが対策方法が分からない」と途方に暮れたことはないでしょうか。ここではSPICEツールNI Multisim ADI Editionを用いて、OPアンプが異常発振してしまうことについて、【基礎編】で説明した理論的な理解をもとに、実践的な異常発振対策方法を示します。なおシミュレーションでの確認方法として説明していますが、実機でも同じように安定性を確認できますので、是非ご活用ください。


※基礎編の「SPICEツールで適切な周波数特性と異常発振しないOPアンプ回路を実現する【基礎編】」も是非ご覧ください。

2013年6月19日公開

 

SPICEツールNI Multisim ADI Editionを用いて、OPアンプを用いた回路で目的の性能を実現する技術について説明します。まず目的の周波数特性を実現するための理解として、ゲインと帯域幅の関係、フルパワー帯域幅による制限などについてシミュレーションを交えて示します。次に異常発振の原理について説明し、基本的な「発振してしまうしくみ」を理論的に理解します。この理解で【実践編】の異常発振対策への基礎とします。

※実践編の「SPICEツールで異常発振しないOPアンプ回路を実現する【実践編】」も是非ご覧ください。

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こちらにも、技術者からの課題や疑問、それらの解決方法や提案など多くの情報が寄せられています。ぜひ一度ご参照ください。